春商戦のプラス提案 オススメ買い足し家電


はじめる前には気がつかないけれど、いざ一人暮らしをいざはじめてみると、ちょっとした不満や不便を感じることが少なくない。春商戦の接客では、生活の不便を解消する、「これがあると便利」という家電を提案することで、今後の再来店につなげることができる。今回は、新社会人向けにオススメの”買い足し家電”をピックアップした。

オススメのテッパン「除湿機」と「ふとん乾燥機」

「プラス一品提案」でよく挙げられるのが「除湿機」だ。「梅雨時に除湿することで快適に過ごせますよ」と提案している販売員も少なくない。除湿機は部屋の除湿をするだけでなく、室内干しした洗濯物を乾かすのにも便利だ。クローゼットや押し入れ、シューズボックスなども定期的に除湿することで、カビやニオイの発生の対策にもなる。

コロナ 衣類乾燥除湿機 CD-S6317

さらにオススメしたいのは「ふとん乾燥機」だ。特に集合住宅に住む社会人にはぜひとも提案したい。集合住宅ではふとんを干すためのスペースを確保するのが難しい。ふかふかのふとんで眠れば一日の疲れもきっと癒されるはず。さらに一言付け加えたいのが夏場の使用だ。夏場は汗をかくので、ほかの季節の時よりもふとんは湿りがちになる。ふとん乾燥機を使うことで、ふとんの湿気を取り除くことができるのだ。ふとんが熱くなりすぎないように、低めの温度設定ができる夏用モードを備えているものもある。

日立 ふとん乾燥機 アッとドライ HFK-VH700

衣類ケアの助っ人「衣類スチーマー」「ハンディ洗濯機」

社会人にとって身だしなみは重要だ。スーツやシャツのシワや、ちょっとしたシミなども自宅で手軽にケアできるようにしておくと心強い。
発売以来人気の「衣類スチーマー」は、従来のアイロンに比べてスチームの立ち上がりが早く、アイロン台が不要でハンガーにかけたままシワをのばせる。アイロンが苦手な人でも簡単にシワのケアができるのが魅力だ。
男性なら、スーツやシャツのシワ、タバコなどの臭いのケア。女性にはスカートのシワ、ビジューやドレープが施されていてアイロンが難しい衣類のシワ、テロンとした化繊のおしゃれ着のシワのケア、というように具体的なポイントを説明しよう。

パナソニック 衣類スチーマー NI-FS470

また、衣類ケアには「ハンディ洗濯機」もオススメだ。襟の汚れや帽子の内側の汚れ、食事が衣類に撥ねてできたちょっとしたシミ、ファンデーションなど化粧品をうっかり付けてしまった汚れなど、普段の洗濯だけでは落としきれない汚れは少なくない。クリーニングに出す、自分で手洗いするという方法もあるが、クリーニング代や手間を考えると「ハンディ洗濯機」が一台あると便利だ。

シャープ 超音波ウォッシャー UW-A1

手軽に食べるための調理家電

社会人になると就業時間が決まっており、学生時代と違ってどんなに前日が遅くとも朝は決まった時間に出勤しなくてはならない。慣れないことが多いことから無意識に緊張し、疲労も溜まりやすくなりがち。体調を崩すこともある。栄養バランスのよい食事を食べて、体調を整えるのも仕事のうちだ。

新社会人にオススメしたいのはシャープのホットクックなどの「自動調理鍋」や「電気圧力鍋」。プラス一品というには、正直安価な商品ではない。しかし、外食や総菜などでバランスよく食べようとすると、一回の食事で1000円程度かかるため、トータルのランニングコストとして訴求できる。しかも、「自動調理鍋」なら火加減などを家電にお任せにできるので、調理の間自分は好きなことができる。一人暮らしにしては多い量を作ってしまっても、作り置きのおかずとして保存すればよい。自分の時間を確保でき、しかもバランスの良い食事が採れることをオススメしよう。

このほか、一人暮らし用の集合住宅は、据え付けのコンロが1口という場合も少ある。少人数用の「グリル鍋」や「ホットプレート」を普段の調理に使用するといった提案もできる。例えば「グリル鍋」を使って麺類を煮込む、「ホットプレート」を使って肉や野菜などを作りながら食べる、という具合だ。食卓で作って食べるので運ぶ手間が省ける。
キッチンが狭く作業スペースも確保しにくいので「フードカッター」もオススメだ。疲れていると、包丁とまな板を出して野菜を切るという作業が面倒に感じるもの。フードカッターで野菜を刻めば、チャーハン、焼きそばなどの麺類やスープなどを作るときなどに楽ができる。一人暮らし部屋だと収納も限られているので小型で洗いやすいものがオススメだ。

気分を上げる飲み物家電

新しい生活は緊張の連続。自宅にいるときはリフレッシュすることが重要だ。日々の生活でのリフレッシュなら、「ソーダメーカー」「コーヒーメーカー」などの「飲み物系家電」がオススメ。「ソーダメーカー」なら、”ペットボトルのゴミ捨てが不要””炭酸が抜けたら追加できる””ペットボトルの炭酸飲料を飲むよりもコストが抑えられる”といった特長を伝えよう。
休みの日のリフレッシュなら「コーヒーメーカー」を提案したい。こだわり派には”自動で挽きたてのコーヒーが楽しめる”、毎日手軽に飲みたい派にはカプセル式をオススメするなど、好みにあわせた提案ができそうだ。

デロンギ 全自動コーヒーマシーン「エレッタ ECAM45760B」発表会にて