2017年! 年末に買いたい家電はコレだ!!


家電Bizリサーチチームは2017年11月2日から11月9日にかけて、インターネットで「年末に買いたい家電製品」の意向調査を実施し、その結果、買いたい・買い替えたいと思う家電製品とその理由について、全国の10~70代の男女607名から回答を得られた。

家事家電の購入意向は約3割!

今回、調査対象とした家電のカテゴリーは次の
とおりだ。
●映像・音響(TV、レコーダー、音響機器など)
●デジタル機器(パソコン、プリンター、携帯電話、カメラ・ビデオカメラなど)
●家事家電(掃除機、冷蔵庫、洗濯機など)
●キッチン家電(炊飯器、オーブンレンジ、ミキサーなど)
●季節家電(空気清浄機、加湿器、エアコン、暖房機など)
●理美容/その他(ヘアケア品、美容品など)

この年末に買いたい・買い換えたいと思う家電製品を教えて下さい。(複数回答)

この年末に買いたい家電をカテゴリー別にみると、1位は「家事家電」で29.5%と、全体の約3割が同カテゴリーを購入意向商品として挙げた。2位は19.7%の「映像・音響」。3位以降は「デジタル機器」が18.6%、「季節家電」が17.6%、「キッチン家電」が16.5%と続いている。

では、このカテゴリー別でそれぞれ1位だった商品を見てみよう。

各カテゴリーの回答者数を100として、それぞれのカテゴリーで挙げられた商品の割合を算出したところ、映像・音響での1位はテレビの65.0%で、そのうち6割以上が男性だった。デジタル機器の1位はパソコンで61.9%。こちらはテレビよりもさらに男性の割合が大きく、回答者の約7割が男性だ。

家事家電1位は掃除機で31.8%。突出した購入意向ではないが、同カテゴリーでは冷蔵庫が29.1%、洗濯機が21.8%と家事家電機器全体に対する購入意向は強いことが分かる。調理家電の1位は炊飯器が43.0%。次点にはレンジが入った。季節家電の1位は空気清浄機だが、その他各種暖房機器も挙げられた。理美容/その他の1位はヘアドライヤーで35.5%だった。

男性の買いたい家電1位はテレビ!

男女別に見てみると、男性の1位はテレビ、2位がパソコン、3位は掃除機だった。掃除機が3位というのは意外な結果ともいえるが、回答者のコメントからはコードレススティックやロボット掃除機など、使い勝手の良さという点が重視されている。

ではここで、1位の「テレビ」と回答した男性のコメントを見てみよう。

「最近は壁に掛けるTVが流行っており、薄い4Kが欲しいから。<22歳 男性/会社員>」
「もうすぐ10年になるので、TVとできればセットでレコーダーも買いたい。<40歳 男性/会社員>」
「自宅のTVでは満足できなくなったので高画質の4KTVに買い替えたい。<57歳 男性/会社員>」

各コメントからは長期使用による経年劣化よりも、大画面や高画質など、いわゆる上位移行の傾向が見られた。年末のテレビ番組では特番が数多く放送され、2018年2月9日から平昌オリンピックが開催される。

この時期だからこそ大画面・高画質訴求と合わせて、外付けHDDやブルーレイレコーダー、録画一体型テレビでの録画提案にも注力したい。

女性1位はやっぱり掃除機!

女性はやはり家事家電を選択した回答者が多かった。1位は掃除機、2位はテレビ、3位は冷蔵庫という順になった。

では、女性1位の「掃除機」と回答した女性のコメントを見てみよう。

「吸い込みが悪く、コードも収まらなくなってきたので次はコードレスのものが欲しい。<21歳 女性/会社員>」
「最近掃除機の調子が悪いので、今度は圧縮もできるサイクロンのを買おうかと思います。<31歳 女性/専業主婦>」
「赤ちゃんがいて、なかなか掃除に手が回らないため、ロボット掃除機」が欲しい。<32歳 女性/専業主婦>」

回答者のコメントからは新規購入や買い増しではなく、買い替えを希望しており、その理由としては故障および経年劣化が多かった。掃除機は買って失敗したと思われやすい商品だ。(参考:買って失敗した家電 2位は「ミキサー」、1位は?)価格を妥協して購入したがゆえ、吸引力が悪かったりバッテリー持ちが悪かったりと使い物にならなかったという声をよくきく。

年末の大掃除シーズンに向けて、より高機能の高付加価値商品を提案できるように、新製品に関する商品知識を身につけ、高付加価値商品へのシフトアップができるような接客ストーリーを組み立てよう。

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