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NITE、家電の使い方を注意喚起、誤使用による事故は5年間で453件


独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の 製品安全センターは3月23日、平成24年度から平成28年度の過去5年間にNITEに通知された製品事故に関する事故をまとめた。

NITEによると、過去5年間のうち電子レンジ、ヘアドライヤーおよび洗濯機の事故は453件(電子レンジ211件、ヘアドライヤー75件、洗濯機167件)あり、このうち電子レンジとヘアドライヤーは約3割、洗濯機では1割以上が使用者の誤使用による事故だという。電子レンジでは、譲り受けた中古品や賃貸据え付けの長期使用製品などを使用しての発生事例もあるという。事故の事例の一部を紹介する。

•電子レンジの庫内に食品カスなどの汚れが付着した状態で使用。食品カスが過熱されて、炭化しスパークが発生。製品が破損した。【平成28(2016)年2月】

•ヘアドライヤーの電源コードを本体に巻き付けて収納しており、プロテクター部分(本体とコードの付け根部分)を屈曲させてしまったため、半断線状態となり、異常発熱してショートし出火。使用者は手にやけどを負った。【平成27(2015)年9月】

•洗濯機で、油分が付着したキッチンマットを洗濯・乾燥させたのち、洗濯槽内に放置。キッチンマットに残っていた油分の酸化熱により温度が上昇し、熱がこもる状態だったので自然発火し、洗濯機内部が焼損。【平成27(2015)年5月】

•洗濯機の洗濯タイマーが故障した状態のまま長時間運転をしたため、洗濯モーターが過熱して出火した。洗濯機は前の入居者から引き継いだもので、使用者は故障を知りつつ使用を続けていた。【平成24(2012)年5月】

上記のような事故を防ぐポイントは、「電子レンジ庫内のまめな掃除」「ヘアドライヤーはコードのねじりや巻き付けなどに注意して保管する」「油分が付着した洗濯物は乾燥機能を使用しない」「中古品や据え付け品など長期間使用されている家電は経年劣化のおそれがあるので、点検をする」などだ。

家電量販店は、ユーザーと直接コミュニケーションがとれる場所。接客時や店頭で、家電の正しい使い方をお客に伝えていこう。