アクアが400Lクラスの大型冷蔵庫「Delie」シリーズを発売 冷蔵室と野菜室を強化ガラスで仕切り、冷蔵室から野菜室が見渡せる
共働き世帯の増加で、食材の保存や食生活に課題アリ
アクアは今月下旬から60cm幅の大型冷凍冷蔵庫「Delie(デリエ)」シリーズを発売する。ラインアップは容量460Lと430Lの2サイズで、それぞれプレミアムライン(VZ)とスタンダードライン(V)の2クラス、合計4モデルである。
「Delie」シリーズのネーミングは、「Delicious」と「Life」、「Extend」をつなげたもの。『美味しい暮らしが広がっていく』ことを意味している。
共働き世帯は年々増加し、2017年時点で専業主婦世帯641万世帯に対して、共働き世帯は1,188万世帯となっている。この状況の中で、共働き世帯は家事にかける時間の短縮や効率化を求めるニーズが高まっている。
食材保存の課題を解決し、食材の廃棄ロスを低減
食生活においては、鮮度劣化から野菜を廃棄したり、ストックがあるにも関わらず同じ野菜を買ってしまったり、冷凍室やチルドルームが小さくて食材が入り切らなかったりという課題が、同社実施のアンケートから浮かび上がった。
アクアが発売する大型冷蔵庫「Delie」シリーズは、これらの課題を解決するための機能を搭載した。その特徴は、
①野菜の旬が見える、上から見渡す「旬鮮野菜室」
②冷凍した食材の美味しさを保つ「おいシールド冷凍」
③食品をトレーごと並べて収納できる「フルワイド旬鮮チルド」
の3点だ。
冷蔵室から野菜室の中が見える
野菜は、鮮度が落ちてくると見た目でも分かる。しかし、食事に使う野菜は種類も形状もさまざまで、毎日の調理で出し入れをしていると、保存していることに気がつかない場合もある。そこで、「Delie」シリーズでは、冷蔵室と直下にある野菜室の仕切りを強化ガラスにすることで、野菜室を開けなくても保存した野菜が確認できる仕様とした。
プレミアムラインのVZの野菜室は、野菜の保存に適した温度設定と湿度コントロールを行い、冷気が野菜に直接当たりにくく、野菜の美味しさを守り、保存品質を向上させた旬鮮野菜室を搭載している。
「おいシールド冷凍」で冷凍食材も美味しさが長持ち
下段の2段は冷凍室で、460Lクラスでは最大となる152Lの冷凍室を配置。プレミアムラインのVZにはアルミトレイを活用した急速冷凍コーナーも搭載した。「おいシールド冷凍」は従来の「旬鮮フリーザー」と同じ機能で、冷凍室内の温度変化を抑えて、食材の霜つきや乾燥を防ぐというもの。これにより、食感や味、見た目の変化がなく、冷凍保存された食材の美味しさを長期間キープする。
スペースの不満も解消したフルワイドのチルドルーム
チルドルームは従来よりも幅を広く取り、横長の冷凍パック商材を重ねずに収納できる「フルワイド旬鮮チルド」を搭載。チーズやちくわなどの練り製品や発酵食品は通常(約0℃~2℃)で、肉や魚介類などの生鮮食品は低温(約-2℃~0℃)と収納する食材に合わせて設定温度の切り替えが可能だ。さらにチルドケース奥にHCS-Cフィルターを配置。チルドケース内の水分をコントロールし、食品の乾燥を防ぐ。
冷蔵庫の接客では、必ず庫内を開けて説明をする。その際に冷蔵室から野菜室の中が見えるというのは大きな訴求ポイントだ。また、フルワイド旬鮮チルドも、左右にワイドな点が一目瞭然。どこの家庭でも食材を廃棄してしまうケースはある。特に野菜は生モノであるだけに、その可能性が高い食材と言えよう。
商品説明の際には、この食材の廃棄についてお客に聞き、廃棄ロスを防ぐという点で本稿に挙げた3ポイントを説明しよう。その次に高さを変えられる棚や2Lのペットボトルが7本収納できるドアポケット、チルドルーム上に配置された小物ケースなどを示しながら、使い勝手の面でもさまざまな工夫がされていることを説明しよう。