「エディオン蔦屋家電」、2017年4月にオープン


エディオンは2017年4月、JR「広島駅」南口から徒歩1分の広島駅南口 C ブロック市街 地再開発事業で建設された「EKICITY HIROSHIMA」の商業棟1階から3階に 「エディオン蔦屋家電」をオープンする。

追記:2017年4月14日  オープン取材記事を書きました↓
【エディオン蔦屋家電、広島にオープン 新しいライフスタイルの提案に注力エディオン蔦屋家電、広島にオープン 新しいライフスタイルの提案に注力

居心地のよい空間を演出

同店は、「居心地の良い時間を楽しむ 新しい発見に出会える家電店」をコンセプトとし て、新たに本・文具・カフェなどと融合させた、大人から子供まで好奇心を持って楽しく 心地のよい買い物が出来る空間を提供するという。

蔦屋家電の課題

東京・二子玉川に立地する蔦屋家電を例にすると、顧客が店内のカフェでくつろぎながら書籍や家電に目を向けるという姿がみられ、顧客の滞留時間が長い印象だ。

一方で、ショールームのような雰囲気や、高価格帯の商品が多いことから、業界関係者からは「顧客を選ぶ」という声も聞かれる。オープンから何度かリニューアルをしているが、「買い場」というよりは「見せ場」という性格が強く、その点は課題として挙げられる。

JR広島駅前は現在再開発が進んでおり、商業施設やオフィスの建設だけでなく、タワーマンションを含めた住居物件の建設も進められている。9月にはビックカメラ広島駅前店がオープンし、注目される広島。

「エディオン蔦屋家電」は、顧客に対して居心地のよい空間を提供することで、滞留時間を延ばし、接客チャンスの増加、商品と顧客の接点を増やすことを目的としていると考えられる。

紙屋町のエディオン広島本店

見せ場から買い場へ

エディオンは、元々体感や体験を重視した店づくりをしており、顧客サービスに力を入れている。エディオンの演出力と蔦屋家電の空間演出力が合わさり、「居心地のよい空間」を、いかに「買いたくなる空間」へとをつくり上げていくのか。地元民を知り尽くしているエディオンの腕の見せ所だ。