ヤマダ電機、ベスト電器を完全子会社化


ヤマダ電機は4月12日、株式の52.03%を保有する連結子会社の「ベスト電器」を株式交換完全子会社とすると発表した。

本株式交換に係る割当ての内容

ベスト電器は九州地方を基盤とする日本の家電量販店チェーン。2012年にヤマダ電機と資本・業務提携契約を締結し、同社の連結子会社となった。資本・業務締結後も九州・沖縄・山口地区など、ベスト電器の店舗数が多い地域では「ベスト電器」商号を維持する一方、関東地方などでは、ベスト電器からヤマダ電機のストアブランドである「テックランド」へのリニューアルを推進していた。

今回の完全子会社化により、ベスト電器は6月28日付で上場廃止となる予定だ。なお、本株式交換による完全子会社化後も、ベスト電器 は、「ベスト電器」の商号及びベスト電器グループの店舗ブランドを維持するとのこと。
ヤマダ電機とベスト電器は「本株式交換により、両社が持つ機能別子会社等グループ内で分散している経営資源の集約によるバリューチェーンの最適化と最大化を図り、グループ間の連携をより一層強化することで両社の収益力と競争力の更なる向上を進めていく」としている。

ベスト電器代表取締役社長の小野浩司氏(左)とヤマダ電機代表取締役社長の桑野光正氏(右)
ベスト電器代表取締役社長の小野浩司氏(左)とヤマダ電機代表取締役社長の桑野光正氏(右)