東芝オーブレンジ39.9cmの薄型設計 3つのセンサーで調理時間を短縮


庫内天井が湾曲した独自の「ラウンド石窯ドーム構造」が特長の東芝オーブンレンジ。7月上旬から発売される新製品「ER-RD7000」は、大型のアンテナと3つのセンサーで調理時間短縮を実現と同時に、コンパクト設計で設置性を高めた。
新製品「ER-RD7000」

奥行き39.9cmで、よりコンパクト

オーブンレンジの購入時に重要なのが、設置場所のスペースの確保だ。今回の新製品は、総庫内容量30Lを確保しながら、製品奥行きは39.9cm。ハンドルを含めた製品奥行きは44.2cmなので、奥行き45cmのキッチンボードに設置した際でもハンドルが飛び出さないという。設置寸法は、「左右背面ピッタリ設計」で、上方は10cm以上の空きが必要。なお、オーブンレンジの背面にあたる壁がガラス素材の場合は、温度差による割れを防ぐため20cm以上空ける必要がある。

※2015年度商品 ER-ND5000 との奥行き差 -6.6cm

高精度トリプルセンサーと大型アンテナを搭載

オーブンレンジの中で最も使用頻度が高いのがレンジ調理。レンジ調理のポイントになるのが、センサーによる温度検知とアンテナによるマイクロ波のコントロールだ。
新製品ER-RD7000は、庫内の温度を検知する「温度センサー」、庫内の中央部を連続的に検知する「センター赤外線センサー」、8つ目赤外線センサーをスイングさせて庫内の1,024ヵ所を細かく検知する「1024ポイント赤外線センサー」の3つのセンサーを組み合わせた(高精度トリプルセンサー)。
さらに、マイクロ波を発生させるアンテナの直径を約20cmに広げ、広範囲を加熱できるようにした(2017年度商品ER-ND5000は約15cm)。このセンサーとアンテナの改良により、解凍時間(お急ぎ解凍)の短縮を可能にした。なお、今回の時間短縮は解凍のみとなっている。

高精細トリプルセンサーイメージ
大型アンテナイメージ

独自の深皿でメニュー広がる
新しい調理家電を買うときは、料理に対する一番意欲があるとき。「難しいことを考えなくても使いこなせる」「簡単におかずがつくれる」ということをアピールするのに効果的なのは、レシピの提案だ。今回の新製品では独自の深さ5cmの深皿を活用し、61の専用レシピを搭載している。米と具材と調味料を入れるだけで作れる「海鮮パエリア」や「豚肉と春野菜のレモンハーブ ぎゅうぎゅう焼き」など、見た目が豪華でインスタ向きのレシピも備えている。

左から海鮮パエリア、トマト煮込みハンバーグ、豚肉と春野菜のレモンハーブ ぎゅうぎゅう焼き

オーブン調理は熱風量アップ

東芝のオーブンレンジは独自の「ラウンド石窯ドーム構造」。ABCクッキングスタジオでの導入などが奏功し、「東芝はオーブン調理が上手にできる」というイメージが販売スタッフの間で定着している。今回オーブン調理をさらに強化。最高温度350℃、200℃どの予熱まで約5分という性能に加え、熱風ファンの回転数を増やし、熱風量をアップさせることで焼き上がり時間の短縮を可能としている。

350℃の高温で焼きあげることでピザなら表面はパリッ、中はもちっとした焼き上がりになるという。オーブン調理では予熱時間を重視する人が多いので、”200℃まで5分”はうれしい