冷蔵庫の不満点ランキング!ワースト7!
冷蔵庫の不満1位は「冷凍室の容量」
現在使っている冷蔵庫の不満点を女性に絞って見てみると、1位は「冷凍室の容量が小さい」(32.9%)、2位は「冷蔵室の容量が小さい」(16.8%)、3位は「製氷機能(手入れ、臭い等)」(15.6%)という結果が出た。
1位の「冷凍室の容量が小さい」を挙げた回答者のコメントをピックアップしてみよう。
「共働きで1週間分の食材を買いだめするので、冷凍室が大きいものを選べば良かったと後悔。<既婚女性 40歳/会社員>」
「日持ちしないものは、ほとんど冷凍するので、冷凍室の容量が圧倒的に足りない。<未婚女性 30歳/会社員>」
まとめ買いや、作り置きをするために、冷凍室の容量が小さいと感じている人が多かった。
中には容量が大きいものを選んだつもりだったが、今は容量が足りないと感じるようになった、という意見も少なくなかった。
不満点ワースト3で、最も多い購入時期は6~10年前
また、不満点の上位3位までの回答者の購入年を見ると、いずれも不満が最も多いのは6~10年前。1位「冷凍室の容量が小さい」では同時期に購入した回答者の32.6%が不満を感じ、2位「冷蔵室の容量が小さい」は7.8%、3位「製氷機能(手入れ、臭い等)」も26.9%が不満を感じている。
ちなみに、「特に不満はない」は女性全体では10位(6.3%)だったが、その内「3年以内」に購入した人は40.7%。やはり、比較的新しい製品を使用している人は不満が少ないという傾向があるようだ。
また、購入年が6~10年前の回答者の平均年齢は44.8歳。内閣府の平成29年版少子化社会対策白書による2015年の平均初産年齢は30.7歳となっている。単純計算だが、購入年が6~10年前の回答者の子どもは14~15歳という計算になり、冷蔵庫を購入した当時の子どもの年齢は幼児から小学校低学年と推定できる。この6~10年の間に子どもの成長に伴う食生活の変化が、部屋の大きさに対する不満になったと見ることができる。
既婚女性の不満点2位は「製氷機能」
さらに既婚女性に絞った不満点を見てみると、1位は女性全体と変わらず「冷凍室の容量が小さい」で33.3%だったが、2位は「製氷機能(手入れ、臭い等)」で16.0%、3位は「冷蔵室の容量が小さい」の15.1%と、女性全体の2位3位と異なる結果となった。
また、女性全体では不満点の7位だった「扉、引き出しの開き方や向き」が既婚女性では4位。一方、女性全体では4位だった「野菜室の容量が小さい」は既婚女性だと5位だった。
ここで、不満点に「製氷機能(手入れ、臭い等)」を選んだ既婚女性のコメントをピックアップしてみよう。
「製氷機の手入れが行き届かない。<既婚女性 34歳/パート・アルバイト>」
「家族で氷をよく使うので、1度にできる氷の量が少なく感じる。<既婚女性 53歳/専業主婦>」
製氷機能については、手入れや掃除の手間に関する不満がとても目立った。また、「扉、引き出しの開き方や向き」を不満点に上げた既婚女性のコメントは以下のとおりだ。
「観音開きだけど、結局毎回両方開けないとものを取り出せない。<既婚女性 45歳/会社員>」
扉や引き出しの重さや使い勝手についての不満が多かった。
女性が冷蔵庫に対して最も不満に感じていることは、共働きによるまとめ買いや、作り置きなどの需要から「冷凍室の容量不足」と言えよう。また、既婚女性は未婚女性よりも、製氷機能や扉の向きといった、日々の使い勝手の部分で不満を感じることが多いようだ。
暑い日が続き、接客の機会が増える冷蔵庫の販売時は、お客様の現在の不満点をしっかりと聞き出し、その不満を解決するようなソリューションの提案に努めたい。
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