行楽で持ち歩きたいカメラは?!
回答者の約7割がコンデジを利用している!
まず、今一番メインで使用しているカメラについて聞いたところ、1位は「コンパクトデジタルカメラ」で69.0%。約7割が「コンパクトデジタルカメラ」で撮影をしていることが分かった。2位は「デジタル一眼レフカメラ」で14.6%、3位は「デジタルミラーレス一眼カメラ」の11.1%、4位は「ビデオカメラ・アクションカムカメラ」で3.3%という順になった。
「コンパクトデジタルカメラ」を選んだ回答者は、なぜ携帯電話のカメラではなく、実際のカメラで撮影しているのか。回答者のコメントをピックアップしてみよう。
「夜景など、人と景色を両方撮りたい時はデジカメの方が綺麗に撮れる。<27歳 女性/会社員>」
「デジカメだと手振れしにくく、他人に撮ってもらうのも頼みやすい。<44歳 男性/無職>」
「データの容量や充電を気にしないで手軽に撮れるから。<61歳 女性/パート・アルバイト>」
コメントに多く挙げられたのは、やはり画質の良さや、撮影時の設定方法の豊富さだ。携帯電話での撮影だと、アップやズーム時の画質が粗くなる。また、曇りの日や夜などの条件が悪い中でも綺麗に撮影ができるという点が評価されている。
また、簡単操作で保存も楽にでき、手ぶれ補正により失敗しにくいという点も高評価の理由だ。意外と多かったのが、旅先などで他人に撮影を頼むときに頼みやすいということだ。海外ではスマホの盗難なども多く、スマホを渡すことに抵抗がある向きも多いようだ。
さらに、携帯電話のデータ容量やバッテリーが気になるという声も多かった。外部メモリが使えるカメラは簡単に.データをパソコンに移動でき、携帯電話にはWi-Fi機能などで厳選した写真だけを移動している。携帯電話で撮影をしてしまうと、バッテリーを消費して連絡などができなくなってしまうため、使用しないという声も少なくなかった。
写真の活用方法は現像やインターネットへのアップ!
次に、撮った写真の普段の活用方法について聞いたところ、60.8%の人が「パソコンや外部接続機器に保存している」と回答。「現像している」は、27.2%、「インターネットにアップしている」が22.9%と続いた。「メモリーカードのまま何もしていない」人は18.4%と、全体の約2割は撮影したデータをそのまま放置していることが分かった。
「現像している」と答えた人を子供の有無で分類したのが次のグラフである。
子供がいる人は約3割の人が現像していると回答し、子供がいない人よりも5.5ポイント高かった。さらに、年代別で見てみると、特に乳児が多いであろう20代以下は48.4%が、まだ子供が幼いであろう30代に関しては、37.7%が現像していると回答している。
「現像している」という回答の中には、自宅のプリンターでの出力やセルフのデジタルプリント、店舗での発注形式のプリント、ネットプリントなど、さまざまな現像のパターンが含まれている。デジカメの接客時には、プリンターのセット提案や店舗にデジプリ機が置いてある場合は、その紹介も行うようにしよう。
次に「インターネットにアップしている」人についても見てみよう。
インターネットにアップしている人は、やはり若い世代が多く、20代以下は31.2%で、30代は33.6%と3割以上に達している。しかし、ここで注目すべき点は、シニア層も約5人に1人はインターネットにアップしているということだ。インターネットへのアップは若い人のみではなく、年配層でも行っていると考えても良いだろう。
この結果から、カメラ本体のWi-Fi機能や、SDカードのWi-Fi機能など、よりインターネットにアップしやすい機能やメディアの提案を強化していこう。ただし、シニア層の中にはスマートフォンを持っていても活用しきれていない人がいる。こういった層へは、接続方法などを説明することで、固定客化を図れるだろう。
※詳細の調査内容はお気軽に【お問い合わせフォーム】よりお問い合わせ下さい。