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小泉成器がメディア向け説明会を開催 2018年は4つの重点戦略で利益拡大を目指す


小泉成器は6月6~ 7日の2日間、東京ドームシティ プリズムホールで総合展示会を開催した。同展示会では約2,800㎡の会場に、理美容器具、調理家電、照明、暖房機器、健康機器、エステ・ヘルスケア、音響など、小泉ブランドをはじめとする約60社の400を超える新製品を一堂に展示し、家電販売関係者にアピールした。また、同社は同展示会に先立ち、今期の取り組みについてメディア向け説明会も行った
30周年展示会 コンセプトは「ユメ」「トキ」「タメ」「ヒト」

小泉成器は、この2018年度に創立30周年という節目を迎える。記者説明会の席上で同社の田中裕二社長は、「当社は平成元年にメーカーと卸売業を兼ねるメーカー&ベンダーとしてスタートしました。価格で競争するのではなく、売り場を形成する商品を群で提案するなど、新しい売り場の提案を行ってきました。この提案は多彩な商材がなければ成り立たず、専業メーカーの商材を扱うとともに、自社ブランドの開発にも注力しました」と述べた。

数あるカテゴリーの中で、同社はコア事業としてヘアケア商品を中心とした理美容分野を推進してきた。2007年に自社開発した音波振動ブラシは、根強い人気を誇り2017年には累計出荷台数100万台を突破したという。

一方で海外ブランドの発掘にも注力をしてきた。スウェーデンのエレクトロラックス、ヘアケア関連ブランドのヴィダルサスーン、セブ、ケルヒャー、ネスレといった世界の一流ブランドと組んで、それぞれの製品の仕様や売り方を日本向けに変え、海外ブランド製品を日本でも売れ筋商品へと育成してきた。

同社では2018年度の実績計画として、売上高前期比101.5%、利益高(営業利益?)前期比104.4%、経常利益前期比216.5%を掲げている。

これらを達成するため、同社は4つの重点項目に取り組む考えだ。

理美容・フィリップス・調理家電の拡大

積極的な新規商品の取込み、新価値創造商品開発による構成比アップ、商品力アップにより展開店舗数の拡大を図る

海外ブランドビジネスのさらなる拡大

同社はこれまでと同様にネスレやケルヒャーなどに代表される世界有数のメーカーを扱うベンダーとしての強みを発揮し、家電ルートでの専売を基本に、海外ブランドビジネスをさらに強化する

営業力(現場力)の強靭化

コトと、その先にある消費者ニーズに響く売り場提案に注力。エリア特性、店舗特性に合わせた売り場提案とオンデマンドの販促ツールの提供。

今回実施した30周年展示会では「ユメ」「トキ」「タメ」「ヒト」というコンセプトに合わせ、エントランス部で取扱各社の商品を組み合わせた提案コーナーを設けていた。

新たな商材と、新たな販路のスピードある発掘

同社は新たに商品企画開発部を設立。この新設された部署を中心に、新たな商材に対してスピード感を持って開発していく考えだ。また、異業種やインターネット通販などの新たなマーケットへも進出し、事業の拡大にチャレンジする。

メディア向け説明会の後、プリズムホールで開催された展示会を視察した。製品を単品で紹介するだけでなく、コト軸で訴求する提案を行い、メーカーの垣根を超えたユーザー視点での提案となっていたのが印象的であった。発売前の製品が多いために詳細は記載できないが、ユーザーの「ユメ」や目標を実現するための努力などを後押しするテーマの展示、家族や身近な「ヒト」の「タメ」になる行動を後押しする展示などが随所に盛り込まれ、単品の展示では気がつかない新たな製品の魅力の発見につながっていた。

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