コジマ、ビック酒販とは別に独自で酒類の取扱い開始


ビックカメラグループのコジマが、酒類の新規取扱を開始する。まずは「コジマ×ビックカメラ新座店で6月30日から取扱いを開始し、今後扱い店舗を広げていく考えだ。

コジマは平成27年3月に、「コジマ×ビックカメラ 静岡店」で、酒を取扱っていたが、静岡店はビックカメラグループの「ビック酒販」が主体となって販売を行っていた。

今回の新座店では「ビック酒販」ではなくコジマが酒類販売免許を取得し、独自で酒類の仕入れなどを行う。「ビック酒販」から人材の派遣はないが、グループ会社の強みを生かして人材教育などで協力していく。

コジマは”地域で最も身近で親しまれ必要とされる店舗”を目指し、品揃えの大幅な増強などに取り組んできた。「酒類はお客様のリピート率が高いカテゴリーの1つ」(ビックカメラ・広報)ということで、酒類の新規取扱いを開始した。今後、日本酒のソムリエ「唎酒師(ききざけし)」など、酒類に関する資格取得など店舗スタッフの教育に力を入れていく。

新座店では、国内外のビール、ワイン、ウイスキーに加え、日本酒や焼酎など、約3,000種類のお酒を用意。ビールは約100種類の海外ビールやクラフトビールを用意し、ワインは金賞受賞ワインなどをメーカー希望小売り価格の半額で用意するだけでなく、10万円以上の高級品も取扱う。

近隣住民が利用しやすいよう、ビックカメラ京王調布店(オープン時)では、入り口付近に酒類コーナーを設置。コジマ×ビックカメラ新座店でも酒類による来店頻度向上に期待がかかる