電気刺激で筋トレするSIXPADに、ヒップを鍛える初の女性向け製品


MTGがトレーニング・ギア「SIXPAD」ブランドの新製品として、ヒップアップをケアする「SIXPAD Bottom Belt」を発売した。Sサイズ(SP-BB2304F-S)、Mサイズ(SP-BB2304F-M)、Lサイズ(SP-BB2304F-L)の3サイズを用意する。

MTGは11月21日、身体に装着するトレーニング・ギア「SIXPAD」の新たなラインアップとして、「SIXPAD Bottom Belt」を発売した。S/M/Lの3サイズを用意し、いずれも価格は税別38,800円となる。

隙間時間で効率よくヒップラインを鍛える

SIXPADは身体の鍛えたい部位に装着し、筋肉に電気刺激を与えるEMS(Electrical Muscle Stimulation)と、ユーザーの動作を組み合わせることで、筋肉を効率よく鍛えるトレーニングツール。新製品のSIXPAD Bottom Beltは、下腹部に装着し、ヒップアップに必要な大殿筋(だいでんきん)や中殿筋(ちゅうでんきん)、ハムストリングの3つの筋肉を鍛えられる。SIXPADブランドとして、女性がメインターゲットとなる初めての製品だが、男性でも使用可能という。

SIXPAD Bottom Beltの装着イメージ
前から見たところ

IXPAD Bottom Beltのポイントは大きく4つ。
1つめは「広範囲の筋肉をカバーする通電方式」だ。臀部のベルトから配線を介して脚部のベルトに通電する方式を採用。これにより、ヒップの丸みを作る大殿筋から、ヒップを引き上げる腰の下の中殿筋、太腿の裏のヒップを持ち上げるハムストリングスまで広くカバーして、一度にヒップ周りの多くの筋肉に作用する。

一度に大臀筋、中殿筋、ハムストリングを鍛えられる

次に「身体にフィットする布製ベルト」。身体へのフィット感を追求するため、ベルトに追従性に優れた柔らかい布を採用した。付属のアジャスターを利用すれば、幅広いウエストサイズに対応する。デザインはシリコン素材を部分的に配置し、ブランドとしての統一感を出している。

3つめはワンタッチで着脱できる「高電導エレクトロードパッド」だ。電気を身体に伝えるジェルシートとして、ワンタッチで取り付けられるスナップボタン式の電極パッドを採用。通電性を向上するために瓢箪型となっている。ボタンの接合部から電気を伝えるため、立体的なボディラインにもフィットする。

着脱の容易さと通電性の高さを求め、デザインは試行錯誤を繰り返したという

最後に「1日1回23分のオートプログラム」が挙げられる。20段階からレベルが選べるトレーニングプログラムは、総時間が23分に抑えられており、隙間時間で効率よくトレーニングできる。時間の経過とともに段階的に運動強度が高まり、ウォームアップからトレーニング、そしてクールダウンまで自動的に切り替わる。終了すると電源は自動的にオフになる。Bluetoothでスマートフォンの専用アプリと連携し、トレーニング結果を可視化でき、モチベーションに繋げることでトレーニングに大切な継続性を高められるようになっている。

製品のセット内容は、ボトムベルト本体1台、高電導エレクトロードパッド(保管シート付き)4枚、ダストカバー1枚、アジャスター(腰用)1枚、アジャスター(膝用)2枚、ACアダプター1個、取扱説明書(保証書付き)となる。本体サイズは、Sサイズが約790×580×36mm、Mサイズが約930×590×36mm、Lサイズが約1070×630×36mm。

交換用の4枚入り高電導エレクトロードパッド(SIXPAD Electrode Pad)も、税別5,500円で発売する。

一部家電量販店などに設けている既存のSIXPADコーナーでの展開が中心になるとのこと。

老若男女が気軽に導入できる

発売日である11月21日には、都内で発表会が開催され、女優でSIXPADアンバサダーを務める菜々緒さんが登場。「お尻を鍛えるためのトレーニングツールはいろいろあるが、この一台でハムストリングまで鍛えられるのは画期的。我が家では母と祖母と親子三代で使えると思った」などとコメントした。

SIXPADアンバサダーの菜々緒さんが登壇。実際にSIXPAD Bottom Beltを利用し、ヒップアップを実感したと語った

SIXPAD Bottom Beltは腰に装着するだけで良く、両手が塞がらないため、気軽に利用できる。テレビを見たり、部屋でくつろいだりしながら使え、慣れれば台所で調理や洗い物などしながらでも利用可能だ。ヒップのラインが気になる女性はもちろん、健康寿命を延ばしたい高齢者の手軽なトレーニングキットとしても訴求できるだろう。

MTGによれば、SIXPADユーザーの6割は男性で、「SIXPADは男性が使う物」と捉えている女性も多いため、今回のSIXPAD Bottom Beltで女性ユーザーを拡大したい考えだ。会場では実際に装着体験も実施していたが、店頭ではなかなかそうしたスペースを確保するのは難しい。女性の来店客にどのようにアピールする工夫が求められそうだ。

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