ニコンがキャッシュバックキャンペーンを実施 ミラーレスカメラ「Zシリーズ」で最大40,000円をキャッシュバック


スマートフォンに搭載されたカメラのスペック向上により、写真や動画撮影はデジタルカメラではなくスマートフォンで代替されるようになってきた。しかし、デジタルカメラにはスマートフォンにはない長所がある。ニコンでは3カ月の長期にわたるキャッシュバックキャンペーンを実施し、買い替えや新規ユーザーの獲得を推進する。

6月30日から3カ月間の長期キャンペーンを実施

新型コロナウイルスの感染防止のための外出自粛要請は、写真愛好家やカメラ愛好家にとって撮影機会の著しい減少をもたらしたといえよう。緊急事態宣言が解除され、県を越えての移動も認められるようになった現在、これからさまざまなシーンで撮影をしようと考えている愛好家も多いのではないだろうか。

ニコンは同社のミラーレスカメラ『Zシリーズ』の購入者に対して最大40,000円をキャッシュバックするキャンペーンを、6月30日から9月30日までの期間で実施する。

対象モデルは同社の『Zシリーズ』のZ7とZ6、Z50。つまり、同社の全ミラーレスカメラが対象というわけである。

昨今の状況を反映し、キャンペーンは『写真で元気を贈ろう!』とネーミング

同社では2020年の2月6日~3月31日の期間でZシリーズ全モデルと単品のNIKKOR Zレンズおよびスピードライトを対象としたキャッシュバックキャンペーンを実施した。今回のキャンペーンでは、各種のキットを含むZシリーズ全モデルのみが対象となっている。

今回のキャンペーン期間は3カ月と長く、それだけ販促活動に取り組める期間も長い。夏場や秋の行楽シーズンを前にした買い替え需要を取り込むには最適なキャンペーン期間といえるだろう。

Zシリーズ全モデルで単体ボディーもキットもキャッシュバック対象

有効画素数4,575万画素で35mmフルサイズ(同社ではFXと表記)のフラグシップモデルであるZ7のキャッシュバック対象は次のとおり。

Z7シリーズはボディーのみの購入で20,000円をキャッシュバックし、アダプターキットで20,000円、レンズキットでは最大40,000円をバックする

Z6はZ7と同じFXフォーマットの35mmフルサイズモデル。有効画素数は2,450万画素で、ISO100~51,200、高速連続撮影約12コマ/秒でオールラウンドの撮影が可能。キャッシュバック対象は次のとおりである。

Z6のキャッシュバック対象はZ7と同様の組み合わせで、キャッシュバック金額もボディーのみの20,000円から最大は40,000円と同額に設定

Z50は35mmフルサイズではなく、APS-Cフォーマット(DXと表記)。本体のみの重量は約395gと軽量で、各種の撮影モードが選択できるとともに各規格のSDカードに対応している。Z50のキャッシュバック対象は次のとおりだ。

ボディーのみ購入のキャッシュバック金額は10,000円で、標準ズームレンズをセットにしたレンズキットは15,000円、望遠ズームレンズも組み合わせたダブルズームキットは20,000円となっている

3つの書類を応募用紙に貼付し、郵送で応募

応募の条件はニコンイメージング会員への登録(無料)が必須。登録後、応募用紙をダウンロードして①購入の際のレシート、領収書、納品書のいずれかのコピー、②保証書のコピー(キットの場合はすべての保証書のコピーが必要)、③商品箱のバーコード部分の切り抜き、の3つを応募用紙に貼付し、郵送で応募する。

③のバーコードは商品箱から切り抜き、応募用紙に貼付。コピーは不可だ。

キャッシュバックについては、ゆうちょ銀行または郵便局で換金できる「振替払出証書」が届くので、ゆうちょ銀行か郵便局で換金する。購入対象期間は前述のとおり、6月30日~9月30日で、応募締め切りは10月16日(当日消印有効)である。

デジタルカメラの需要は減少基調で推移している。2019年度のデジタルカメラ全体の国内出荷台数は約216万台で前年比81.6%。出荷金額では同85.1%で台数・金額とも2桁減。しかし、ミラーレスの出荷台数は同88.8%で全体平均よりも高く、出荷金額は同97.7%とコンパクトや一眼レフが落ち込む中で健闘しているのだ。

ミラーレスカメラは決して安価な商品ではないので、店頭では同社のキャンペーンを積極的に活用したい。スマホでは味わえない一瞬を切り取る楽しさや写真としての完成度などを店頭でしっかりと訴求し、買い替え促進と新規ユーザーの獲得を図ろう。