家電住まいる館熊本春日本店をTecc LIFE SELECT熊本春日店にリニューアル
ヤマダデンキが6月18日にグランドオープンするのは「Tecc LIFE SELECT 熊本春日店」。同店は2008年にテックランド熊本春日店としてオープンし、2018年5月に家電住まいる館熊本春日本店にリニューアルした。今回、増床も含めて売り場を拡充し、新コンセプトのTecc LIFE SELECT熊本春日店としてグランドオープンすることとなった。
新コンセプトの「Tecc LIFE SELECT」は、同社が提唱する『たのしい。くらしをシアワセにする、ぜんぶ。』を具現化した店舗で、家電と非家電の家具やインテリア、生活雑貨、リフォーム、玩具などを融合した。「家電住まいる館」も同様のコンセプトだが、非家電の構成比が「家電住まいる館」よりも高く、イメージとしては家電55:非家電45という割合である。
非家電の割合が増えたといっても売り場面積は「家電住まいる館」よりも大きく、「家電住まいる館」では実現できなかった品揃えの拡充を図ったということである。また、体験型の展示や既存店にはなかったコーナー、サービスも導入している。
生活に必要な商材と家電を2フロアに融合
「Tecc LIFE SELECT 熊本春日店」はピロティ形式の3階建てで、1階が駐車場とヤマダ不動産。2階は家具やインテリア、キッチン用品、日用品、リフォームなどで、水回り機器のハウステックとIDC OTSUKAのコーナーを併設している。また、カーテンの選び方やスマートカーテンの設定などに関するアドバイスがオンラインで聞けるオンラインカーテンアドバイザーシステムも売り場に配置した。
3階は家電とゲーム、玩具のフロアで、配送・工事のサポートカウンターとテクニカルサポートも配置。テレビとゲームを接続して、自宅でゲームを楽しむかのような体験ができるゲームコーナーも設けており、広い売り場で販売員が近くにいない場合でもコンタクトが取れるように係員呼び出しボタンも随所に設けた。
複数の店舗ブランドを立地環境に合わせて最適化して展開
同社では立地や商圏に合わせた店舗展開を推進。都市型のLABI、家電と家具・リフォームを融合した家電住まいる館、リフォームコーナーを併設したテックランド、アウトレットやリユース商品を扱うアウトレット店、幅広い品ぞろえとWebへの対応を兼ね備えたweb.com店という店舗ブランドを有している。
今回、ここにTecc LIFE SELECTが加わった。今後、同社では特に広い売り場面積の店舗をリニューアルしたり、新店という形でTecc LIFE SELECTを全国展開していく考えである。