ビックカメラが九州・熊本に初出店 3月5日にアミュプラザくまもと店をオープン
アミュプラザくまもと店は2フロアで売り場面積は2,200㎡
アミュプラザくまもとは、JR九州の駅ビルを展開するJR九州駅ビルホールディングスの100%子会社であるJR熊本シティが運営する商業施設。JR熊本駅を挟む形で駅の北側と南側の2棟からなる。
ビックカメラが入るのは北側のJR熊本白川ビルで、1~3階をビックカメラが借り受け、売り場は1~2階の2フロア。売り場面積は約2,200㎡。3階部は事務所などのバックスペースとして使用し、空いているスペースには100円ショップのSeriaが出店する。ビックカメラが3階部も借り受け、それをSeriaに貸与するという形だ。4階以上の上層階はオフィススペースとなっている。
カメラのテイクアウトレンタルサービスも導入
1階にはスマートフォンやパソコン、美容家電などを配置し、若い層や女性客の来店を狙う。2階はAVや生活家電、カメラやおもちゃなどで、ファミリー層に向けた売り場構成という。
また、カメラを有料でレンタルできる「テイクアウトレンタル」のサービスも導入する。これはカメラブが運営する月額制カメラレンタルのGooPassによるサービスで、昨年の12月4日から渋谷東口店ではじめたもの。九州ではアミュプラザくまもと店が初のサービス導入店舗となる。
アミュプラザくまもと店以外で導入しても不思議ではないが、同社では「カメラは高額商品なので地元のお客様に体験をしてもらいたいということ。加えて、ビックカメラと社名にカメラが入っているので、当社がカメラに力を入れているのを知っていただきたいと考えての導入となりました」と説明する。
奇をてらわず、ビックカメラのスタンダードを伝える
同店ではじめてという取り扱い商品やはじめての試みというものは特にない。ビックカメラとしてのスタンダードを売り場で展開する。これについては、「熊本は初出店ということもあり、ビックカメラを知らないお客様もいらっしゃいます。中にはカメラだけを販売していると思うお客様もいらっしゃるかもしれません。そのため、ビックカメラはこういうスタイルですということをしっかりと伝えるため、スタンダードなスタイルを打ち出すことにしました」と同社ではいう。
ビックカメラと向き合う形で4月23日にオープンする南側のアミュプラザくまもとには、9フロアで186店が出店し、駅周辺にはビックカメラも含めて実に261店もの店が集まる。熊本駅の再開発に伴い、人の流れも大きく変わりそうだ。初出店となる熊本で、ビックカメラがどのような形で地元客にアピールしていくか、オープンを待ちたい。
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・ビックカメラアミュプラザくまもと店