夏のボーナスで買い替えたい家電1位はあの製品?!


家電Bizリサーチチームは、全国の20代から60代の男女625人を対象に、「夏のボーナスで買い替えたい家電」に関するアンケート調査を行った。調査期間は2017年5月26日から2017年6月2日で、夏のボーナスをもらって買い替えたいと思う家電製品とその理由について聞いた。

「キッチン家電」の買い替え意向は約3割

今回の調査対象とした家電のカテゴリーは次のとおりだ。
●映像・音響(TV、レコーダー、オーディオプレーヤー、ラジカセ、イヤホンなど)
●情報通信(カメラ・ビデオカメラ、パソコン、プリンター、携帯電話)
●空調機器(除湿機、加湿器、空気清浄機、エアコン、冷風機、暖房機)
●キッチン家電(ミキサー、ホームベーカリー、電子レンジ、冷蔵庫、コーヒーメーカー、炊飯器、フライヤー、ホットプレート、ヨーグルトメーカー、トースター、その他)
●家事家電(掃除機、洗濯機、アイロン、布団乾燥機、スチームクリーナー、その他)
●理美容・健康(マッサージ、シェーバー、ヘアアイロン、スチーマー、ヘアドライヤー、歯ブラシ、その他)

夏のボーナスをもらって買い替えたいと思う家電を複数回答で選択後、自由解答欄にその理由を記入するという方法で調査した。

夏のボーナスをもらって買い換えたい家電製品を教えてください。

夏のボーナスをもらって買い替えたいと思う家電をカテゴリー別にみると、「キッチン家電」が29.1%、「家事家電」が26.9%、「映像・音響」が16.5%という結果となった。

男女別の上位3分野をみると、女性は「家事家電」が35.7%、「キッチン家電」が31.0%、「空調機器」が15.2%の順となっている。男性は「キッチン家電」が26.7%、「映像・音響」が24.3%、「情報通信」が21.9%という順で、男女間での違いが表れた。

冷蔵庫の買い替え意向理由は経年使用

キッチン家電の中で、買い替えたいという答えがもっとも多かったのは「冷蔵庫」。

キッチン家電と回答した中で、買い替えたいという答えがもっとも多かったのは「冷蔵庫」。キッチン家電全体の41.8%を占めた。
「キッチン家電」の回答者で、「冷蔵庫」とかいとうしたのは男性が57.7%、女性が29.8%。女性よりも男性の買い替え意向が高いという結果が出た。

男性の代表的な買い替えたい理由をピックアップしてみよう。

「10年以上使って、あちこちガタがきているから。<男性 51歳/会社員>」
「もう20年もたった代物なので、ぜひ買い替えたい。<男性 57歳/会社員>」
「小さすぎるし、古くて音がうるさくなってきたから。<男性 36歳/会社員>」
「昔は4人だったのが、今は2人になったので、サイズダウンして便利な機能付きのものを探してみたい。<男性 50歳/公務員>」

男性は長く使っているため買い替えたいという理由が多かったが、家族構成の変化から現在よりも小容量への買い替えを考えているという理由も見られた。

では、女性の買い替え意向者はどうか。
代表的な買い替え理由は以下のとおりだ。。

「10年以上使っていて、必要最小限の機能しかないから買い換えたい。野菜室や鮮度を保つ機能があるものが希望。<女性 37歳/会社員>」
「17年使っている。容量が今の家族の食べる量を考えたら足りない。<女性 45歳/専業主婦>」
「子供が成長して容量不足に。<女性 37歳/会社員」

女性は小容量への買い替え意向が見られず、子供の成長などで現在よりも容量アップを考えている向きが多かった。また、男性と同様に経年使用の為買い替えたいという回答者も多かった。

掃除機は騒音や重さも買い替え意向の要因に

「家事家電」の中で、買い替えたいという回答がもっとも多かった商品は「掃除機」。

「キッチン家電」に次いで、買い替え意向が多かった「家事家電」の中で、買い替えたいという回答がもっとも多かった商品は「掃除機」。家事家電の中で男女でも、それぞれ50%以上が買い替えたい商品として「掃除機」を挙げた。

代表的な買い替えたい理由は、以下のとおり。

「20年以上使って、持ち手にヒビが入ってきたので。<女性 51歳/自営業>」
「吸いが悪いので、もっと吸引力が高いものに買い換えたい。<女性 29歳/会社員>」
「古いし、音がうるさいので変えたい。<女性 27歳/専業主婦>」
「今使用しているものが相当古くて壊れかけているから。充電式はパワー、稼働時間、寿命に懸念があるためコード式がいい。<男性 30歳/会社員>」

買い替えたい理由としては、長く使っていて、吸引力が損なわれているという回答が多かった。また、騒音や重さに対する不満から買い替えを検討しているという向きもある。

掃除機は、既掲載の調査「買って失敗した家電製品」(当サイトの「調査統計メニュー」より閲覧可能)でも1位であり、購入後の不満を引き起こしやすい商品だ。それだけに接客時は、しっかりとお客のニーズをヒアリングで聞き出し、購入後も満足できる商品説明と機能提案に努めたい。

※詳細の調査内容はお気軽にお問い合わせ下さい。