ティファールの電気ケトル温度設定機能が粉ミルク作りに便利


グループ セブ ジャパン(本社:東京都品川区/代表取締役:アンドリューブバラ)は昨年60周年を迎えた「ティファール」ブランドから、温度設定ができる電気ケトルを発売する。

アプレシア エージー・プラスコントロール0.8L(KO6208JP/KO6201JP)

7段階の温度設定で、おいしさを引き出す

ホットドリンクを入れる際の最適な温度は必ずしも沸とうした100℃のお湯とは限らないのはご存知だろうか。

例えば、コーヒーは95℃、紅茶は熱湯を注ぐものも多いが、茶葉によって90~95℃が適正温度のものがある。緑茶や中国茶では、茶葉によって大きく適正の温度が違うという。
特に煎茶は、点てる温度によって味の深みやまろやかさ、甘味などに違いが出る。
それらの温度調節は、主に別の器に移しかえることなどで「湯冷まし」をしている。だが、お茶を入れるたびに適正な温度になっているかを測ることはなかなか難しい。
アプレシア エージー・プラスコントロール0.8L(KO6208JP/KO6201JP)は、電源プレートの操作部で設定することにより、沸かす際のきめ細かな温度コントロールが可能となったという。設定温度は60、70、80、85、90、95、100℃の7段階で、飲み物に合わせた温度設定ができる。
使い方をレポートする。

電源を入れると、現在の水温が表示される
温度設定ボタンで、好みの温度を選択。設定温度に達すると自動で加熱を終了する

赤ちゃんの粉ミルク作りにも最適

温度設定機能を生かし、粉ミルクを作ってみることにした。日本で市販されている粉ミルクは60℃~70℃でないと溶けない。

従来は、固形や粉末状のミルクを熱湯で溶かしてから流水や氷水で体温程度まで冷ますのだが、その工程の間にお腹をすかせている赤ちゃんがグズってしまうことも多くあるのだ。

粉ミルクには、固形と粉末の2種がある

試しに、キューブタイプを実際の作り方より低い60℃のお湯で溶かしてみる。今回はキューブ2.5個を使用して100㏄分のミルクを作る。哺乳瓶はガラス製のものを使用した

市販の粉ミルクは60~70℃のお湯で溶ける。今回用意したものは、どちらも70℃であった
まずは、少なめのお湯を入れてよく振り混ぜる
お湯を足して、さらに振り混ぜる。この時点での温度は50℃をきっていた

念のため、別の器に移し替え、溶け残りがないか確認した。

実際の粉ミルクでは、この前に薬液や煮沸による消毒の工程が追加される。

さらに通常は沸とうしたお湯で作ることが多いため、乳児が飲むことができる40℃くらいまで冷ますには、時間が掛かる。
溶け残りがないことを確認したときの温度は約49℃程度だったため、氷水などで冷ます時間が短縮される。
これなら、時間に追われる育児中のママにもお薦めできそうだ。

また、使い勝手の点では、プラスチック表面のニオイや着色汚れを防ぐAg+(銀イオン)配合の「マイクロバン®」、水あかが付着しにくいウルトラポリッシュ底面を採用していて、汚れにくい。

ふたも取れるので、内部の洗浄もしやすくなっている。

本体サイズは、W210×D160×H200mm、重量982g、容量0.8L電気代 約0.52円(カップ1杯・140ml)、定格消費電力 1250W、電源 100V/50-60Hz

カラーはオニキスブラックとパールホワイトの2色。