単価アップに一役買う LED照明の店頭演出


引越し、一人暮らしなどをきっかけに、春は照明が売れる季節だ。家電量販店の店頭でも、LEDシーリングの提案に力が入る。どうしてもリビング用への提案がメインになり、商品ラインアップが増えてきたことで、こども部屋など、個室への提案もしやすくなってきた。

子供部屋用こそ機能で選ぶ

エアコンやLEDシーリングといった家電は、リビング用だけでなくこども部屋や寝室など、ひとつの家庭に複数台設置されることが多い。リビングは、来客や家族で過ごす時間が長いなどの理由で、高性能な機能を買い求める傾向がみられる。一方で、こども部屋は「子どもが使うのだから安いもので十分」と、価格を重視して購入する人が少なくない。

しかし、子どもは年齢が上がるほど、読書や、勉強、就寝などのため、個室で長時間過ごすようになる。実は、子ども部屋こそ、照明の質や機能が重要なのだ。

日立のLED-AH8020FMのように「文字が見やすい」「本来の色を再現する」といった特長をもつ「まなびのあかり」機能や、パナソニックの「文字が見やすい」、すっきりした目覚めをサポートする「目覚めのあかり」機能を搭載している「HH-CB1071A」など、子ども部屋向きの機能を搭載した機種も増えており、これからは子どもがいる家庭に向けたLEDシーリングの提案の際には忘れずに伝えたいポイントだ。

日本PTA全国協議会などから推薦

子ども部屋用LEDシーリング提案のきっかけになりそうな店頭POPを、日立が用意した。これは、日立の「まなびのあかり」搭載タイプのLEDシーリングが、 (公社)日本PTA全国協議会(公社)全国子ども会連合会の両団体から推薦/推奨商品に認定されたことによるもの。

同社では、新入学シーズンを意識した展示演出を行い、子ども部屋への提案に力を入れている。

「まなびのあかり」とは

[まなびのあかり]は日立の独自技術により、一般的なLEDシーリングライトに不足しがちな青緑色と赤色の光を追加し、光の波長成分を太陽光に近づけたもの。さらに、従来よりも全灯の明るさが1.2倍明るくなり、文字が見やすく、色も鮮やかで、読書や勉強の学びの環境を整えられるという。

このほか、光を広げるレンズを新しく設計し、光の取り出し効率を向上させた。これにより、畳数基準最大限の明るさと、高い省エネ性能の両立を実現させている。

※店舗写真はジョーシン流山店オープン時