年間最も売れた空気清浄機ブランド 海外展開拡大でギネス認定
世界のプラズマクラスター、今後の展開
シャープは3月23日、「最新年間(2015年)で最も売れた空気清浄機ブランド」としてギネス世界記録に認定されたことを発表。その公式認定証の授与式が開催された。2015年の世界市場での推定販売台数は、2,046,300台。
プラズマクラスター搭載商品は、2000年10月に国内で空気清浄機として初めて発売されてから、2017年2月末までの世界累計販売台数が7,000万台となった。
シャープ 健康・環境システム事業本部 副事業本部長 兼 空調・PCI事業部長 中島光雄氏は「海外では経済発展に伴う大気汚染や住環境、外気環境など、地域に特有の問題があります。今後もそれらの地域に密着した製品、“ローカルフィット商品”に注力していきます。これらの地域の中には次の先進国が含まれており、大きな伸びしろがあります」と力を込めた。具体的には、中国でのPM2.5や新築住宅のホルムアルデヒド対策、ASEANでのHAZE(煙害)対策などだ。プラズマクラスター搭載商品は、工場や医療機関、福祉施設、ホテルやマンションなど、BtoBソリューションとしてもグローバルで存在感を増している。
新たな展開“海外向け商品を日本へ”
プラズマクラスター搭載商品のグローバル市場拡大は、国内市場にも波及効果をもたらした。熱帯気候のマレーシアでは、一年中蚊が飛んでいる。マラリアやデング熱など、蚊を媒介して人間に移る感染症は脅威だ。シャープはそのような地域特有の悩みを抱えるマレーシアの政府系研究機関と協働して、蚊取空気清浄機の開発を進めた。マレーシアを含めた東南アジア地域向けに開発した商品を、その後日本でも販売。周知の通り、ヒット商品となった。
新たな効果、レタスの成長促進
同発表会では、プラズマクラスターの効果について、新たな検証結果の発表もあった。水耕栽培のレタスの成長を、プラズマクラスターが促進するという効果だ。プラズマクラスターイオンを放出しているものと放出していないものの二つの家庭用水耕栽培器を用意し、レタスの成長を検証した。すると、プラズマクラスターイオン「あり」の場合は、「なし」の場合と比較して葉の数や葉の長さ、根の長さ、さらには新鮮重量などが有意に増加したという。これは農業などへの応用も実現可能なもので、プラズマクラスターの可能性をさらに拡げる結果といえよう。