ジョーシン王子店オープン 最寄り品充実、接客応対で “普段使い”の店を目指す


ジョーシン王子店が6月7日にオープン。場所は東京都北区、JR王子駅から徒歩8分で、ホームセンターのコーナンの2階に出店した。売り場面積は2,802㎡のワンフロア構成。駐車場スペースは共用で497台。売り場は家電、携帯関連のほか、玩具を扱うキッズランド、リフォームを含むスマートライフコーナーを併設している。

オープン時に1,500人並ぶ

7日朝9時のオープン時、ゲーム機をはじめとするチラシ掲載品目当てのお客が1,500人並ぶ盛況ぶり。先頭のお客は前日の夜から並んでいたという。この日は1階のコーナン王子堀船店のオープンも重なり、近隣のお客が多く訪れ、自転車での利用が目立っていた。オープン日は平日ということもあって、高齢者層の多く来店していたが、キッズランドがあることからファミリーの集客も期待できそうだ。

集客効果があったというニンテンドースイッチとニンテンドークラシックミニファミリーコンピューター

開店の手応えについてジョーシン王子店の上野素嗣店長は、「予想以上の来店数で、お客様の強い期待を感じます」と話す。近隣にはケーズデンキ足立店、ノジマ赤羽北本通り店、今後オープン予定のテックランドNew赤羽店(仮称)などがある。王子から電車に乗れば池袋にも近いことから、まずは近隣のお客に長く愛される店にしたいと上野店長はいう。

オープン日の会員カード入会申し込みは長蛇の列ができていた

バスマットや虫除け・・・こんなものも売っている!?

近隣客に普段使いをしてもらうため、重視しているのは非家電製品の充実だ。店内では、主要導線やレジ前に非家電製品を展示し、お客にアピールしている。

虫除けスプレー、珪藻土製バスマット、ビール用タンブラー、ストレッチ用具、クッション、掃除用具など、さまざまな非家電製品を扱う

入り口に有機ELテレビコーナーを配置

それでは、売り場を詳しくみていこう。入り口付近の大画面テレビコーナーには4K有機ELテレビコーナーを設置。ソニーの4K有機ELテレビブラビアKJ-55A1を先行展示していた。

入り口付近の4K有機ELテレビコーナー

店内奥には、リフォームコーナーを設け、バス、トイレ、キッチンなどのほか、エコキュートやガス給湯器なども展示している。

要望にあわせて今後は売り場を変化させていく考えだ

キッズランドでは、知育玩具やプラレールなどのほか、鉄道模型やエアガンも扱う。「ジョーシンに行けば鉄道模型があると知っているお客様も多く、よくお問い合わせをいただきます」と上野店長は話す。
また、従来キッズコーナーの中にあった専用レジを、総合カウンターや持ち帰りレジカウンターと並べることで、レジ待ちに対する効率を改善したという。

ジョーシンのキッズランドでは趣味性の強い玩具も取り揃える

店内には画面をタッチして製品検索ができる「タッチde商品選び」を3台配置。画面をタッチし、バーコードが印刷された紙をレジカウンターに持っていけばその場で商品引き渡しがされるので、購入商品が決まっている場合には便利だ。

そのほか、店内には特殊工事に関するPOPや、下取りサービスに関するPOPが数多く貼付しており、売り場の随所でジョーシンのサービスをお客にアピールしていたのが印象的だった。

近隣は3階建ての戸建てが多いことから、搬入に関する問い合わせが増えそうだ

オープンに際し、上野店長は「地域の皆様に長く愛される店にしていきたいと考えています。販売スタッフが好き、店の雰囲気が好き、商品が好き。そうした”お客様の好き”が詰まった店が愛される店だと思います。
スタッフには、オープンセール期間というのは我々にとっての発表会なので、お客様に喜んでいただけるよう精一杯接客しようと話しています。今後は、イベントなど、お客様に楽しんでいただけるようなことを企画中です」と意気込みを語った。