8畳が6分でキレイに!日立の加湿空気清浄機 手間入らずの「自動おそうじ」で、新たに「快速花粉」気流を搭載


乾燥シーズンを迎え、室内は見えないホコリや雑菌が空中を浮遊。加湿空気清浄機のニーズが高くなる時期だ。空気清浄機のポイントは吹き出しと吸い込みの風量にある。日立の新商品は好評の「ワイドスピード集じん」にプラスして、花粉への対応も強化した。

日立アプライアンスは加湿空気清浄機「自動おそうじ クリエア」の新商品EP-NVG110ほか、2機種と加湿機能なしの空気清浄機EP-NZ30の計4機種を10月21日から発売すると発表した。

EP-NVG110。右はブラウン(T)、左はシャンパンゴールド(N)
EP-NVG110。右はブラウン(T)、左はシャンパンゴールド(N)

NVG110はプレフィルターを自動で掃除する日立の独自機能である「自動おそうじ」を搭載。本体背面の両サイドから室内の空気を吸い込み、8畳なら約6分で清浄する「ワイドスピード集じん」に加えて、新たに風の方向をコントロールした「快速花粉」気流で、床に落ちている花粉も素早く集じんする。また、「アレルオフ微細じんHEPAフィルター」により、さまざまな空気の汚れやニオイをキャッチする。

同社によると、2017年度の空気清浄機の需要は前年比97%の約190万台と予測。このうちの約8割が加湿空気清浄機になるとみている。

加湿空清の購入意向者は「お手入れ」を重視

同社が実施した加湿空気清浄機の購入意向調査では、購入時の重視点上位に「フィルターのお手入れのしやすさ」や「適用床面積」が挙がった。このニーズに対しては、同社の「自動おそうじ」が対応。

さらに同調査で、室内で気になる空気の汚れについて聞いたところ、「花粉」が最も気になる汚れとして挙げられたという。そこで、新商品では、この「花粉」に対応するため、「快速花粉」気流を搭載。購入意向者のニーズに対応した加湿空気清浄機を新商品として発売することとなった。

「自動おそうじ」は、2015年モデルから搭載した機能。背面パネルの後ろにあるプレフィルターは、ある程度の大きさのホコリをキャッチする役割だが、このプレフィルターがホコリで詰まると吸気能力自体が低下する。

「自動おそうじ」は搭載された「自動おそうじユニット」が積算で48時間の稼働後、自動でプレフィルターのホコリを抗菌ブラシで掻き取る。掻き取ったホコリはダストボックスに溜められ、「ごみすてサイン」の点灯で、溜まったホコリのゴミ捨て時期が通知される仕組みだ。ダストボックスのゴミ捨ては目安であるが、年に1回程度と、手間なしで清潔を維持する。ブラシもダストボックスも抗菌仕様で、細菌の増殖が抑えられ、常に清潔さを保つという。

自動おそうじユニットに装着された抗菌ブラシが上下し、ホコリやゴミをダストボックスに収納
自動おそうじユニットに装着された抗菌ブラシが上下し、ホコリやゴミをダストボックスに収納

3層構造のフィルターで汚れやニオイをキャッチ

集じん能力を左右するフィルターについては3層構造。背面パネルの後ろにあるプレフィルターはステンレスコーティングが施されており、プレフィルターに付着した菌を除菌する。

右側の背面と本体との間には、3層のフィルターが重ねられ、微粒子もしっかりキャッチする

3層構造の真ん中にあるのが「アレルオフ微細じんHEPAフィルター」。0.3μmの微粒子の集じん捕集率は99.97%以上で、同フィルターにはアレルオフ成分が塗布されており、スギやブタクサ、ダニのフンやネコのフケなどに含まれるアレル物質の活動を抑制する。

3層のフィルターの最も後ろにあるのが、「洗える脱臭フィルター」だ。水や40℃以下のぬるま湯に約3時間程度つけおき洗いをすると、フィルターに吸着したニオイ成分が水に溶け出し、脱臭力が回復するという。また、プレフィルター以外の2つのフィルターは10年間交換不要だ。

このフィルターの3層構造により、「PM2.5」に対応。浮遊ウイルスや浮遊カビ菌などを抑制するとともに、ペット臭や魚の腐敗臭などのチッ素系やタバコ臭、焼肉のニオイなどのアルデヒド系、漬物や部屋干し臭などの酸系、そして排水口や野菜の腐敗臭などの硫黄系の4大臭気とされているニオイ成分の低減に効果があるとしている。

集じんについては、本体の背面に設けられた両サイドのスリットから室内の空気をワイドに吸い込む「ワイドスピード集じん」方式を採用。11.0m3/分の大風量で、8畳なら約6分で室内の空気をキレイにする。

本体の背面からワイドに吸気し、上部の吹き出し口から大風量を吹き出す

斜め上に風を吹き出す「快速花粉」気流

今回、新たに搭載した「快速花粉」気流は、「快速花粉」モードを選ぶことで斜め上部にターボ運転で大風量を送る。天井に当たった風は壁に沿って下に落ち、さらに床を這って床上付近の花粉を素早く集じんする。最初の10分間はターボ運転で、それ以降はダストセンサーの検知によって自動で風量を調節する仕組みだ。

本体から斜めに吹き出された風は天井に当たり、壁に沿って床に落ち、本体に戻ってくる
本体から斜めに吹き出された風は天井に当たり、壁に沿って床に落ち、本体に戻ってくる

ラインアップは、適用床面積が48畳までのEP-NVG110、42畳までのNVG90、32畳までのNVG70と、加湿機能なしで適用畳数が15畳までのNZ30の4機種。

多くの家電商品では、メンテナンスが楽であることが大きな訴求ポイントとなっている。「自動おそうじ」はホコリやゴミなどを集じんする第一関門ともいえるプレフィルターを自動で掃除する。前述のとおり、ホコリが溜まれば吸気能力が低下する。それだけにユーザーメリットは大きいといえるだろう。

空気清浄機は吹き出し口から出る風が部屋を回って戻ってくることで、集じんする。この仕組を知らないお客は実際のところ、多いのではないだろうか。吹き出し口から出る大風量と吸い込む際のバランスも空気清浄機においては重要なポイントである。

販売員には当たり前でも、知っているようで知らないお客もいる。接客の際に、しっかりと説明をして適用畳数が大きいことは、それだけ清浄スピードも速いということを伝えよう。

加湿機能はともかく、空気清浄機は通年使用が可能な商品である。空室を改善することは、お客の健康にも寄与するということをアピールし、空気清浄機の販売に取り組もう。