チラシや冊子づくりが捗る ジャストシステム「一太郎2018」
2月9日から発売するのは、一太郎2018(希望小売価格20,000円)、一太郎2018プレミアム(希望小売価格25,000円)、一太郎2018スーパープレミアム(希望小売価格38,000円)、花子2018(希望小売価格9800円)、Shuriken 2018(希望小売価格4,800円)、価格は全て税別だ。
一太郎2018は、文書の目的に合わせた出力をスムーズに実行できるナビ画面を搭載し、文字・文章表現やレイアウトの出力品質を向上させる機能を強化したという。
同社のCPS事業部長の田食雅行氏は、記者の囲みに対し、次のように語った。
「昨年の例でいうと、作家の方や趣味で小説を書く方を中心に、”一太郎が文書作成を支援している””小説書きに最適”ということでネットを中心に話題となりました。
そのように”一太郎が執筆に向いている”とお客様にお伝えしていただくことで、購入意欲を高められると期待しています。
また、小説は書かないというお客様には、”アウトプットナビ”の魅力をお伝えしたいです。1つのナビの画面から、表紙作成の便利な機能、印刷所への入稿の対応、目次作成など、様々な出力をアシストします。一太郎で作成した冊子・チラシなどのサンプルと合わせて展示していただくことで、多くのお客様により深く魅力を知っていただけるのではないかと考えています。
一太郎の新製品は、3つのパッケージを用意しました。我々が35年間販売してきた一太郎のお客様にもう一度お店で購入いただくきっかけになると期待しています。」
文書作成ソフトというと、これまでオフィス需要がメーンと考えられがちだったが、同社では、ユーザーへのヒアリングなどを行い、「情報を伝える出力にこだわる機能の開発」に力を入れたという。
発表会には、一太郎2018で作成した文書のサンプルも展示されていた。自作の小説はもちろん町内会のイベントのチラシ、旅行のしおりや旅行記の作成、趣味の俳句の句集づくりなど、様々な用途への利用が考えられる。こうした文書づくりは、文章を書くだけでなく、表紙のレイアウトや、目次などにもこだわりたいもの。一太郎2018は、目次、表紙、裏表紙などの作成もアシストしてくれるので、気軽に文書を作成ができそうだ。
メール、冊子作製、小説投稿などアウトプットが簡単
ATOKの提供方法は「ATOK Passport」に統一
このほか、発表会では日本語入力システムATOKの提供を、2月1日から「ATOK Passport」に統一することも発表された。ATOKは、より自然な変換を可能にする「ATOK ディープコアエンジン」を搭載。さらに、入力支援システム「ATOKディープコレクト」により、入力ミスの修復率を35%向上させた。
ベーシック版は月額286円(税別)。「ATOKクラウド文書校正サービス」をはじめとする「ATOKクラウドサービス」を利用できる上位版の「ATOK Passportプレミアム」は月額476円(税別)だ。
多くの場合、PCソフトは什器に棚差しとなっているため、パッと見ではその内容が分からない。ワープロソフトの中では非常に高い知名度があるソフトゆえ、面出しやエンドでの陳列などでPCソフトコーナーに訪れるお客の目に止まるきっかけを作ることが肝要だ。また、チラシや小冊子などの作成ではB to Bとしての利用も期待できる。SOHO向けのPCソフトコーナーでの訴求も合わせて考えたい。