セールス・オンデマンド、6万円代の窓掃除ロボット発売


ブルーエア空気清浄機の輸入販売事業を手掛けるセールス・オンデマンドは1月24日、韓国RF社の窓掃除ロボット「ウインドウメイト RTシリーズ」4種類を2月22日より発売すると発表した。

ウインドウメイト RTシリーズ(以下ウインドウメイト)は、韓国のテグ市に本社を置くRF社が開発した製品。同社は窓掃除ロボットを中心にロボット技術の研究・開発をしている。そのウインドウメイト RTシリーズの日本総代理店となったのが、セールス・オンデマンドだ。セールス・オンデマンドは2004年設立以来「ロボット掃除機 ルンバ」の輸入、販売、サポートを行い、「当社はこれまで市場になかった家庭用ロボット掃除機のジャンルを開拓してきたパイオニア」(セールス・オンデマンド社長の室崎肇氏)。その経験から「窓掃除の習慣化」を目指し、年間販売目標3万台以上を目指す。

ウインドウメイト RTシリーズ
2つのユニットに分かれており、専用洗剤を吹き付けて使用するクリーニングパッド(青)と、から拭き用のナビゲーションパッドをセットして使う


ジグザグに動きながら窓を掃除する※動画を再生すると音が出ます

独自企画のパーツ同梱で安心安全にこだわる

ウインドウメイトは、充電式で連続使用時間は90分。一般的な掃き出し窓の大きさである高さ180cm幅90cmの窓1枚分(2平方メートル)を掃除するのにかかる時間は約10分だ。

2つのユニットで窓を挟み込んでセットする。本体に永久磁石を搭載しているので、充電が切れても落下することはないものの、セット時にあやまって落下させてしまうおそれがある。そこで、セールス・オンデマンドでは、「着脱落下防止ストラップ」や「取付補助パッド」を共同開発し、製品に同梱するようにした。さらに、ユーザー登録することで、個人賠償責任保険1年間無料の特典も用意した。

着脱落下防止ストラップと取付補助パッド(青い板状のもの)を付属

窓厚によって選ぶ製品が異なる

ウインドウメイトには磁石が搭載された磁石の磁力によって窓の表と裏から挟み込む。窓の厚みによって最適な磁力の強さが異なるので、同社では5mmから28mmの窓の厚さに合わせて4つのラインアップを用意した。

厚さに合わせて商品が選べる。価格はRT10PWとRT16PWが64800円、RT22PWとRT28PWが69800円

同社では販促ツールとして、購入前に自宅の窓の厚さが分かるよう、オリジナルの窓厚メジャーを用意。公式サイトで資料請求をすると無料で送付するほか、発売後は家電量販店頭でも配布する。

厚紙で作った窓厚メジャー
クワガタのアゴのようなパーツを窓に挟み込んで厚さをはかる。この窓の場合対応機種はRT10
ガラス面の窓枠が3mm以下だと乗り上げてしまうので、高さを測れるパーツも用意

実際の動きを店頭で見せるのが分かりやすい

挟み込めて使用するほか、垂直方向に動いて高いところも掃除できるといった特長を伝えるには、実際の動きをみてもらうのが一番だ。とはいえ、床を掃除するのと違って、こちらは窓。リフォームコーナーのある店舗では、そこで動かしてみるとお客の興味をひきそうだ。また、店舗の窓ガラスを使っての実演を企画するのも面白そうだ。

発表会では、窓ガラスを使ったデモが行われた。中でも、ホワイトボード用のマーカーで書いた文字をウインドウメイトが消すデモや、皮脂汚れにみたててハンドクリームを窓に付着させ、ウインドウメイトで掃除するデモは、汚れ落ちがよくわかった。マーカーやハンドクリームなら管理がしやすいので、店舗独自にデモを行う際にも活用できそうだ。

凹凸がある窓など使用できない窓に注意

ウインドウメイトは、センサーを使って窓の大きさや、スタート位置を計測する。磁石で挟む込みながら動くので高さのある窓や、格子付きの窓の掃除ができる。しかし、使用できない窓もあるので、事前に調べて接客時に注意喚起を促そう。

※メーカー資料より