ティファール、ニーズに合わせた衣類スチーマーを3種類発売


グループセブジャパンは2月28日、ティファールブランドの調理器具・家電新商品発表会を実施した。今回発表した家電は、電気ケトルと衣類スチーマーだ。

衣類スチーマーは、この5年で70%金額規模がアップしている市場。グループセブジャパンは、シェアトップのパナソニックを追う立場だ。

衣類スチーマーの市場規模の伸びは著しい

グループセブジャパンが3月に発売するのが、「アクセススチーム プラス」「アクセススチーム ライト」「トゥイニー ジェットスチーム」の3商品だ。

3製品とも3月に発売する

フラグシップのアクセススチーム プラスは、パワフルなスチームを連続で放出する特長を持つ。ターボモード(平均20g/分)とデリケートモード(平均14g/分)と、生地に合わせて切り替えが可能だ。

ヒーティングプレートにセラミック素材を採用。同社の担当者によれば「ヒーティングプレートにより、スチームの立ち上がり時の水滴を抑えることが可能」という。

アクセススチーム ライトは、モードの切り替えはできないが毎分平均15gのスチームを放出する

シェアトップのパナソニックは、「軽量」「立ち上がりの早さ」といった手軽さが人気だ。それに対して同社では、「シワをとるなら大量のスチームを使うのがよい」と、スチーム量をアピールしていく考えだ。

とはいえ、本体重量1220gは、他社と比較すると重く感じる。「スチームは魅力だけれど、もっと軽い方がいい」というユーザーの声に応えるため、925gの「アクセススチーム ライト」を投入した。3つめの「トゥイニー ジェットスチーム」は、衣類スチーマーをアイロンとしても使用したいという人に向けた製品。日本人に使いやすいよう、ハンドル部の形状を改良している。

発表会には、フリーアナウンサーの加藤綾子さんが登場

新生活に人気の電気ケトル

同社によると、電気ケトル市場は販売数量、販売金額ともにアップしている。電気ケトルから電気ケトルへの買い替えは市場のおよそ4割だという。

【電気ケトル市場】※グループセブジャパン調べ

①容量別の構成比
ティファール製品、2017年
0.8L:38%
1.0L:7%
1.2L:46%
その他:9%

②ケトルの購入経験
初めて購入した:43%
買い替えた:41%
買い増しした:6%
(ティファール電気ケトル購入者アンケート、2017年1月~2018年1月、n=18,206)

販売金額アップの背景には、細かく温度設定ができる機能、保温機能を備えたものなど、高機能の電気ケトルのラインアップが増えていることがある。電気ケトルは、春の新生活のアイテムとして人気が高く、3月以降の販売に期待がかかる。

販売金額、販売数量ともにアップ

グループセブジャパンが3月に発売するのが「セーフ・トゥ・タッチ 1.0L」。二重構造を採用し、沸騰した状態でも本体の外側に熱が伝わりにくく、うっかり触っても熱くないという。また、一度沸騰したお湯は電気を使わずに80℃以上の温度を約30分間保つことができるので、2杯目も温かいお湯が使える。

同社は13年連続、電気ケトルのシェアNo1

「保温機能はシニアの方など一日に何度もお茶などを飲む方から要望が多かった機能」と、同社の担当者は説明する。

新製品のセーフ・トゥ・タッチ 1.0L