日立のロボットクリーナー「ミニマル」RV-EX20の製品ポイントは「本体幅25cm、高さ9.2cmの小ささ」「minimaru AIを搭載した賢さ」「小型ハイパワーファンモーターRによるしっかりとした集じん」「ごみプレス機能などによるラクなお手入れ」の4つだ。
購入者は掃除性能やお手入れを気にしている
日立の発表会資料「ロボットクリーナーお客さま調査」によると、購入前のユーザーは「どの程度ごみが取れるか」といった掃除性能を気にしていることが分かる。また、実際の購入時の重視点は「本体の大きさ」。小さくて、椅子の脚の間などの狭い場所も掃除がしやすい点が購入の後押しとなっているようだ。
セミナーでは、掃除のデモンストレーションが行われた。フローリングには片栗粉を撒き、カーペットの上に綿と犬の毛を撒いて掃除するというもの。その結果は、以下の写真のとおりだった。
RV-EX20は掃除終了後に充電台に戻ると、自動でゴミの圧縮と回転ブラシのクリーニングを行う。ゴミを圧縮することで、約2週間分のゴミがためられるという。筆者が注目したのは、プレスすることでゴミ捨て時に「ゴミが舞い上がりにくい」というところだ。
キャニスター式では、ゴミ捨ての際にゴミが舞い上がるのが苦手で紙パック式を選ぶという人が少なくない。それならロボットクリーナーのゴミ捨てだって、ゴミは舞い上がらない方がいい。
また、充電台に戻るたびにブラシを逆回転させて回転ブラシをクリーニングしているので、髪の毛などの絡みつきも少ない。
しかも、ダストケース、フィルター、回転ブラシ、吸込口カバーは水洗いができるので清潔に保てる。考えてみれば、ロボットクリーナーは、リビングなどに出しっぱなしにしている。来客の目にも触れることがあるので、清潔に保てるというのは、うれしいポイントだ。接客の際には、忘れずに伝えていこう。
スマホで操作が可能
専用アプリを使った「コネクテッド機能」は、スケジュール予約、掃除履歴の確認、リモコン操作などが可能だ。
一般的にロボットクリーナーは、何度も同じところを往復しながら掃除をする。掃除の仕方をみていると、目の前にゴミがあるのに素通りしているということもある。
日立の担当者は「日本のお客様は、ロボットクリーナーをどこか信用していないという方が少なくありません。在宅時にロボットクリーナーを動かして掃除の様子をみているという方も多いです」と話す。
ミニマルのコネクテッド機能ではリモコン操作ができるので、汚れが気になる場所をピンポイントで掃除させることが可能だ。つまり、気になる部分がしっかりと掃除ができているのかというストレスを感じにくい。これはロボットクリーナーの買い換え客に伝えやすいメリットだ。また、買い替えを促すという点でも、この“ロボットクリーナーあるある”は他機種のユーザーに納得してもらいやすい点の一つでもある。
ロボットクリーナーは、忙しくて家事をする時間がないという共働き世帯、家事を負担に感じることが増えてくる高齢者世帯にオススメしやすい商品だ。掃除性能+αの魅力を整理して、ロボットクリーナーの進化と利便性をアピールしよう
■関連リンク