高さの調整と、ファンの静音性にこだわった
ポップイン アラジンは、シーリングライトに、スピーカーとプロジェクター機能を搭載したスマートライトだ。一般家庭にある照明用のシーリングライトのコンセントを使用するので、特別な工事は不要だ。6段階の明るさ調整と、6段階調色が可能だ。
シーリングライトの光量は4畳から12畳までの部屋に適している。照度は700ルーメンで、寝室の壁に溶け込むように映写するという。
popIn AladdinはXGIMIのプロジェクター技術により、スクリーン不要で寝室の壁一面に高画質の映像を投写できる。「テレビなどと違って発光しないので、目に優しく眠りを妨げません」と、同社の代表取締役の程氏は語る。
スピーカーは、ハーマンマードン製のスピーカーを搭載し、Bluetoothスピーカーとしても利用が可能だ。
popInは、東大発のベンチャーで、2015年5月、中国の検索エンジン企業「Baidu」の日本法人と経営統合した。主にwebメディアにレコメンドエンジンの技術サービスの提供を行ってきたが、2017年夏より、新規事業として寝室を情報空間へと変化させるハードウェアの開発に着手し、スマートライト「popIn Aladdin」が誕生した。同製品は、クラウドファンティングで目標を大幅に上回る9,200万円の支援金額を集めた。今回、量産化するにあたって、同製品の最終組み立て工程、出荷前検査はVAIO(長野県安曇野市)の自社工場で行う。
発表会では、同社の程涛社長自ら、同製品の使い方を紹介。「朝は、めざまし機能を設定すれば、起床時間に合わせて日本の絶景が投影される。昼は、家族やペットの写真を投影し、インテリアを演出する。そして夜は、子ども向けのコンテンツを家族で一緒に楽しむことができる。ポップイン アラジンを使って、寝室で新しい体験をして、家族で過ごす時間をもっと充実させてほしい」と話す。
なお、5月31日までの先行予約販売価格は44,800円。製品の発送は9月を予定している。また4月25日から5月6日まで、二子玉川蔦屋家電にて体験ストアを開催する。
■関連リンク
popIn Aladdin