コードレスで置き場所を選ばないコンパクトな扇風機「BLUEFEEL BARSET 4D」をレビュー


最近、購入した家電の中でも満足度の高い商品が、BLUEFEELのコードレス卓上扇風機「BLUEFEEL BARSET 4D」だ。国内ではロア・インターナショナルが輸入代理店となっている。どこがそんなに気に入ったのか、折角なのでレビューしておきたい。

扇風機は通販では確かめられないポイントが多い

家電量販店の季節家電売り場では、大小様々な扇風機やサーキュレーターが販売されている。最近はカラフルなハンディファンも増えて、売り場は以前よりも随分賑やかになったと言えるだろう。

卓上扇風機ももちろん幾つも並んでおり、デザインも豊富で魅力的だが、いずれも筆者のニーズには帯に短し襷に長しな状態だった。筆者が求めていたのは、1.コードレス、2.コンパクト、3.首振り可能、4.高さ調節が可能、5.タイマー搭載な製品。これらすべてを兼ね備えるものが、意外とないのだ。

クラウドファンディングサイト「Makuake」で見つけた「BLUEFEEL BARSET 4D(以下、BARSET 4D)」は、この条件を満たしており、超早割価格で税込7,326円だった。同社通販サイトの価格は税込7,920円となっている。

BARSET 4Dを正面から見たところ。羽根は5枚

実際のところ、店頭ならば確認できる、風量、操作性、動作音、お手入れ性などは、通販やクラファンでは自分の目で確かめられないので、サイトの売り文句を信用するしかない。期待して購入しても外れる時は外れるので、当たるも八卦のおおらかな気分で支援した。

クラウドファンディングは無事に終了し、新型コロナによる物流の影響もほぼ受けずに出荷されて手元に届いた。少し使ってみて、これは当たりを引いたと思った。

Makuakeのプロジェクトページ。987人から9,123,960円を集めて無事に終了した

コードレスでの利用シーンがよく考えられた製品

BARSET 4Dは、ヘッドの経が174mmで、円形の台座の径は149mm、高さは304~520mmで、卓上扇風機としては標準的な大きさだ。このくらいのサイズの扇風機やサーキュレーターは家電量販店の売り場でもよく見掛ける。

競合の多い中でも目を引くのは、コードレスでの利用シーンがよく考えられた設計になっていること。コンパクトなので部屋のどこにでも置けて邪魔にならない。重量は682gで片手で難なく持ち運べ、高さも手軽に調整できる。コンパクトさや可搬性ではハンディファンという選択肢もあるが、それでは小さすぎるとか、置いて使いづらいという人から見るとジャストサイズなのだ。

高さは304~520mmの間で自由に微調整可能。520mmにするとかなり高くなったように感じる。首の角度も上下に最大30度まで調節できる

筆者はエアコンであれ扇風機であれ、風が直接当たるのが苦手なので、普段デスクで作業する時にはエアコンの室内機に向けてサーキュレーターとして風を送っている。設置場所はサイドテーブルの上、できるだけエアコンと自分の身体の間に入る場所だ。

キッチンで作業するときはキッチンテーブルの上に置くし、就寝時はベッドサイドに置く。洗濯物を室内干しするときは、洗濯物に風を送るため、床の上にも置いている。ベランダにも持ち出せるし、近所の馴染みの喫茶店くらいなら余裕で持っていける。私は乗らないが自動車の中でも容易に使えるだろう。いちいちコンセントの位置を気にしたり、電源ケーブルの取り回しを考えたりしないで良いのが嬉しい。

風の強さは、リズム風/弱/中/強の4段階で切り替えられる。筆者は弱にセットして回すことが多い。運転音が静かで、30~40dB程度で回るので、原稿執筆などの作業中はもちろん、寝ている時もまったく気にならない。強でも50dB前後だった。我が家の場合、エアコンの方が、よほど音が出る。

操作は付属の丸いリモコンから行う。風量、タイマー、首振り(120度)、ミュートモード切り替えが操作できる。リモコンは台座にマグネットで装着できるので、持ち運ぶときにもどこかへいったりしないのは嬉しい。操作時はボタンを押下でピッというビープ音で切り替わるが、ミュートモードと呼ばれる操作音を消す無音運転にすれば、ビープ音は鳴らなくなる。

リモコンを台座に装着したところ。台座に装着したままでも操作可能

運転を停止するまでの時間を設定できるタイマーも搭載していて、1時間、2時間、4時間、8時間の4つから選べる。筆者は就寝前に1時間でセットして使うことが多い。風量もタイマーも小さなブルーのLEDで現在の設定を表示する。

台座の後ろ側では、現在のバッテリー状況をグリーンのLEDで4段階表示。充電には付属のUSB Type-Cケーブルを利用する。バッテリーは5,000mAhのリチウムポリマーを採用し、フル充電まで約3.5時間で、使用可能時間は約4~36時間だ。

台座の背面には充電用のUSB Type-Cコネクタが設けられている

扇風機は特徴が1つあれば店頭で訴求しやすい

扇風機は用途や操作で迷うことの少ない商品であり、本製品も取扱説明書を読まなくても、触っているうちに一通りの機能が理解できる。筆者は原稿執筆のため、一応目を通したが、読まないと分からなかったのは充電時間とバッテリー駆動時間くらいだった。

だからこそ、購入を検討する扇風機が自分のニーズをどれほど満たしているか、風のパワーは十分か、音は気にならないか、リモコンの操作性はどうか、購入前に店頭で触れるものなら触っておきたかったのが本音だ。

店頭は展示スペースや在庫スペースの制約があるため、ユニークな商品を片端から取り扱って並べる訳にはいかない。それにユニークな商品であればあるほど、商品の特徴は置いただけでは伝わらない。その点、本製品はコードレスの一点押しだけでも、展示機が一台あればあとの気になるところはその場で確認できるので、セルフ販売でも売りやすい商材だろう。

個性豊かなハンディファンが次々登場し、今後はバッテリーを搭載したコードレス卓上扇風機も種類が増えていくと予想できる。売り場で商品の魅力や機能の違いなどを見やすく検討しやすく工夫できれば、来店客の購入意欲を十分プッシュできるはずだ。