東芝ライフスタイル、幅60cm、定格内容積465Lの冷蔵庫を3月下旬から発売


東芝ライフスタイルが2月15日に発表した5ドア冷凍冷蔵庫「GR-M470GW」は、本体幅60cm、定格内容積465Lの製品だ。

「VEGETA(ベジータ)」シリーズの新製品である「GR-M470GW」の外形寸法は幅600mm×奥行き704mm×高さ1833mm、年間消費電力量は245kWh/年。価格はオープンで店頭想定価格は260,000円前後(税抜)の5ドア冷蔵庫だ。
同社では集合住宅など、搬入経路や設置幅で制限が多い設置場所にも大容量冷蔵庫を設置したいというユーザーニーズに応えた製品としている。

カラーはラピスアイボリーとクリアシェルホワイトの2色

横幅と奥行を抑えた外形寸法の実現には、同社独自の「ツイン冷却」が大きく貢献している。その名の通り冷却器が2つあるので、冷蔵室・野菜室専用の冷却部分の外気温と冷却器の温度差を少なくすることができる。それにより、野菜室・冷蔵室背面のウレタンレス断熱構造を実現した。

ツイン冷却により、外壁の厚みを薄くすることが可能となった

野菜室に高湿度の冷気を1日20回以上送ることで、野菜の保存に最適な高湿度環境を保つだけでなく、「ミストチャージユニット」の働きにより、湿度過多環境下では野菜室の外へ水蒸気を放出し、結露による野菜の水腐れを防ぐ「もっと潤う 摘みたて野菜室」を搭載。

高い湿度の野菜室で野菜を保存できる

大容量冷蔵庫で唯一、「真ん中野菜室」のレイアウトを継続している同社の冷蔵庫に関しては、接客時に「野菜をよく食べるなら東芝」と説明するケースが多い。「GR-M470GW」の「もっと潤う 摘みたて野菜室」は、さらに野菜室の保存環境を向上させ、これまでのトークにプラスαが加えられる。

また、「ツイン冷却」により、食品が凍らない-4℃前後の高湿度冷気をチルド室内に送り込み、生鮮食品を急速に冷やして鮮度とおいしさの低下を抑制する「速鮮チルド」も搭載。解凍モードを使えば、冷凍室で凍らせた食品を約30分で包丁で切れる状態に解凍できる。

簡単に手をかざして光るスイッチに軽く触れると自動で開く「タッチオープンドア」や、野菜室の底に落ちた野菜くずなどを簡単に捨てられる「お掃除口」などの機能も備えている。

従来のヨコ幅60cmは、せいぜい410Lクラスだった。三菱の「MR-B46C」は、幅60cmで455L。「GR-M740GW」は三菱よりもさらに10L大きい。前述のとおり大容量は欲しいけど、スペースの問題を抱えているお客は少なくないだろう。スリムで大容量は販売において大きなアドバンテージになる。設置スペースと鮮度保持をさらに進化させた同社商品をしっかりと販売していこう。