掃除をしながらUVランプでハウスダストも除菌

レイコップは6月18日にコードレススティッククリーナーの新製品RSCシリーズのRSC-300JPWH とRSC-100JPWH の2機種を発売した。上位モデルのRSC-300JPWHは通常の掃除用パワーヘッドに加えて、紫外線を照射するUVランプ搭載のUVヘッドも付属している。

UVランプは253.7nmの波長の紫外線を照射する。この253.7nmは殺菌力が最も強く、殺菌灯にも使用されている波長だ。ヘッド部から至近距離で菌に照射することで、菌を99.9％除菌^※1。インフルエンザのようなウイルスに対しても99.9％除去^※2し、ダニなどのハウスダストに対しても3分間で99％除去^※3するという。

※1【UV除菌】(一財)日本食品分析センター調べ【方法】菌液を含む布に製品のUVを約8㎝/秒で2往復移動させて照射し大腸菌(生菌数79×10⁵)を測定※レイコップ・ジャパン換算値※全ての菌に有用ではありません。第20012503001-0101号令和2年4月14日。※２【ウイルス除去】(一財)北里環境科学センター調べ【方法】シャーレにウイルス液(A型インフルエンザウイルス)を入れ(1.3E＋07)、製品のUVを2秒間照射後、ウイルスを回収して感染価を測定※全てのウイルスに有用ではありません。北環発2019_0538号令和2年4月16日。※３【ハウスダスト除去率】ITEA(株) 東京環境アレルギー研究所調べ【方法】ハウスダスト(ダニアレルゲン)を対象の寝具に散布して3分間/m2 3往復させて吸引※レイコップ・ジャパン換算値※一般的寝具を想定※全ての寝具ではありません。T2003033令和2年3月23日

UVヘッドは既発のRPC、RHCシリーズにも搭載されていたが、両シリーズではふとんケアのためのヘッドだった。RSC-300JPWHではヘッド部のブラシを、布ソファーやふとん用のフィンパンチブラシから床用ブラシに交換することで、床のハウスダストに対しても除菌できる仕様となっている。ブラシの交換といってもドライバーや特殊な工具は不要。左右のロックボタンを指で解除するだけで交換が可能だ。

RSC-100JPWHはパワーヘッドのみでUVヘッドは非搭載だが、カーテンを吊るした状態で掃除できる布用ノズルを付属。このノズルはRSC-300JPWHには付属していない。

その他のアタッチメントでは、テーブルや家具、エアコンや家電製品などのホコリやゴミを手軽に掃除できるハンディノズルとハンディノズル用ブラシ、吸込口が細いすき間ノズルが付属となっている。

ブラシレスDCモーター採用で吸引力は従来機の３倍以上

RSCシリーズでは駆動部にブラシレスDCモーターを新採用した。電流の切り替えを機械的に接触させるブラシではなく、電気処理するブラシレスにしたことでハイパワーでありながら安定した速度の運転も実現。この新モーターの採用によって、既発のRHCシリーズよりも吸引力は3倍以上になったという。

また、ダストボックスは、静電気の付きにくいメタルフィルターやHEPAフィルターを組み合わせた４層構造。0.3μmの非常に微細なホコリを99.97％以上キャッチ^※４し、キレイな空気を排出する。

※４【クリーン排気】韓国生産技術研究院【方法】塩化ナトリウムを速度5.3㎝/秒にて試験。C20N230078令和2年2月19日。

ゴミ捨てはボタンのワンプッシュで、手を汚すことなくゴミを捨てることが可能だ。このダストボックスはすべて水洗いできるので、常に清潔な状態を保てる。

本体の置き場所を選ばない立てかけクッション

充電池の充電時間は約3.5時間。バッテリーは着脱式なので、充電する場所を選ばない。また、充電池にはゴム製の立てかけクッションが付いていて、本体にセットした状態でテーブルや椅子に立てかけたり、壁に立てかけたりできる。

コードレススティッククリーナーは参入メーカーもモデルも多い激戦区だ。商品トレンドとしては軽さと吸引力が注目されている。レイコップの新製品RSCシリーズは、このトレンドを抑えながらフロアの除菌という要素を付加した。

新型コロナウイルスの影響で清潔性や除菌・殺菌が注目されている現在、同社の新製品はプラスワンを提案できる商品といえよう。接客時にはUVヘッドを示してUVランプによる除菌を訴求したい。また、前述のブラシ交換も実際に実演して、簡単に交換できることを示して提案しよう。

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