来店客に体感してもらいやすい!パナソニックのパワーコードレス最新モデルはノズルに毛が絡みづらい!


パナソニックは7月20日に発売する、コードレススティッククリーナー「パワーコードレス MC-SBU840K」のオンライン発表会をメディア向けに実施した。ノズルに新開発の「からまないブラシ」を搭載し、髪の毛やペットの毛がノズルの回転ブラシに絡みづらく、お手入れの手間を軽減する。

新型コロナの影響から脱するクリーナー市場

パナソニックの調査によれば、クリーナー市場全体におけるコードレススティッククリーナーのシェアは2019年に過半数に近づく49%まで拡大。キャニスターとの間に10%以上の差が付いたという。パナソニックだけに絞ると、まだキャニスターが57%を占め、スティックは33%に留まる。同社ではキャニスターにおけるシェアを維持しながら、スティックのシェアを伸ばす余地があると見ている。

クリーナーの総需要推移。パナソニック調べ

新型コロナの影響により、例年のゴールデンウィーク需要は取り込めなかったものの、在宅時間が増えたことで部屋を清掃する人は増え、5月の後半からは前年を大きく上回る伸びとなっている。6月2週目では、台数ベースで前年比134%の実需があったという。

クリーナー市場は新型コロナの影響を脱しつつある

そのような中、パナソニックは、パワーコードレス「MC-SBU840K」「MC-SBU640K」を7月20日発売で投入する。

パナソニックのパワーコードレス(POWER CORDLESS)は、2018年に吸込仕事率200Wを実現して登場し、注目を集めたコードレススティッククリーナーだ。2019年モデルでは吸込仕事率を205Wにアップし、本体の約100gの軽量化なども図った。

2020年モデルの「MC-SBU840K」では、本体の仕様は2019年モデルとほぼ変わらず、ノズルの仕様を大きく変えている。価格はオープンで市場想定価格は税別90,000円前後を見込む。「MC-SBU640K」は、本体やノズルの仕様はMC-SBU840Kと同等で、スタンド式充電台が付属せず、アタッチメントにロングホースが付属しないモデル。MC-SBU840Kは本体カラーがホワイト(-W)とエレガンスブラウン(-T)の2色展開だが、MC-SBU640Kではシャイニーブラウン(-T)の一色のみとなる。MC-SBU640Kの市場想定価格は税別75,000円前後。

ブラシの毛の絡まりを抑える原理

新開発の「からまないブラシ」は、同社が「53年目の新発明」と呼び、特許申請中の新しい機構を採用している。

刷新した新しい「からまないブラシ」

回転ブラシを中央で二分割し、中央に向かって先端が細くなる2本の円錐形状とした。

髪の毛や紐などの細長いものは、円錐形に巻き付けて回転させると細い方に向かって動く。

この原理を利用し、円錐形状の回転ブラシに巻き付いた髪の毛やペットの毛が、掃除しているうちに風の力もあって自然にノズルの中央に集め、最後は吸い込まれるようにすることで、回転ブラシにからみにくくした。パナソニックによれば、髪の毛の絡まりは99%以上防げるという。

からまないブラシの仕組み

パナソニックのパワーコードレスのブラシ比較動画(MC-SBU840/MC-SBU520J)

パナソニックの従来のブラシと「からまないブラシ」の比較動画。ピンク色の紐を吸い込む様子を床面からの視点で撮影している。従来品では紐がブラシに絡まってしまうが、新しい「からまないブラシ」では紐がすべて中央の吸込口に運び込まれ、最終的にほとんど絡んでいないことが分かる

パナソニックでは、ブラシの研究は長年時間を掛けて行ってきたという。

クリーナーでゴミを取るには、ゴミを吸う力だけではなく、絨毯の奥や畳の細かな目に落ちたゴミを掻き出す力も重要であり、従来のブラシでは、掻き出し力の強い硬い毛と、フローリングや畳にやわらかく接する毛を組み合わせることで、1台でさまざまな床面をしっかり掃除できるよう工夫してきた。

だが、この方式はブラシに毛が絡みやすく、指やティッシュで抜き取ったり、ハサミやカッターで切り取って取り除いたりといったお手入れの手間は、ユーザーの9割以上が不満に感じているポイントでもあったという。

多くのユーザーは、クリーナーのブラシやローラーをできればお手入れしたくないと考えている

これまでも素材や径の変更などで毛絡みの低減を図ってきたものの、掃除性能との両立は根本的な解決が難しかった。パナソニックでは、新開発の「からまないブラシ」によって長年の課題がクリアされたと胸を張る。

からなまいブラシでは、ブラシの毛量も従来の1.9倍に増やし、ノズル前面のキワまでブラシを配置して、壁際まで掃除できるようにした。ノズル前面にはマイナスイオンプレートも搭載。マイナスイオンによって、静電気ではりついた微細なゴミも拭き取るように引き剥がして吸い込める。

SBU840Kではブラシだけでなく、ノズルローラーにも改善が加えられている。SBU830Jではローラーにフェルトを採用しており、フェルトのケバにより毛などのゴミが吸着しやすくなっている。SBU840Kではローラーの表面に特殊加工を施し、表面を滑らかにしたことで毛やゴミがくっついて絡むのを抑えている。

ノズルのローラーも変更されている

からまないブラシになったことで、お手入れの手間は画期的と言えるほど軽減する。構造上、ブラシの取り外しはできないが、カバーを外して水洗いできるのもメリットだ。

お手入れも容易
フローリング、絨毯、タタミ、どのような床でも、毛の絡みを気にすることなく掃除できる

店頭の実演で、商品が体感できることを訴求

ブラシに毛が絡みにくいことや、ブラシのお手入れが容易なことは、クリーナーコーナーで来店客に体感してもらいやすいポイントと言える。お手入れ頻度やお手入れのしづらさに不満を感じているユーザーは多く、売り場でお手入れが簡単な様子を体験させて伝えられれば、普段クリーナーを使っている人ほど便利さが実感できるはずだ。

一般的に生活の中で清潔性などの衛生を気にする人ほど、部屋の掃除も重視する。クリーナーや空気清浄機は、ネガティブ要因である新型コロナの蔓延を、追い風にできる数少ない商品ジャンル。「毛がからまない」というキャッチーなフレーズは、店頭でも大いに目を引くに違いない。

なお、パナソニックでは、8月25日には「からまないブラシ」を採用した紙パックとサイクロンのキャスター式も発売する予定だ。

からまないブラシはコードレススティッククリーナー以外にも採用を広げることになっている