ティファールが電気圧力鍋と衣類スチーマーの新製品を発表 コンパクトで時短を追求したクックフォーミー 3Lを発売
グループセブジャパンは9月17日、オンラインで「ティファール」ブランドの秋の新製品発表会を開催。2015年から販売を開始した電気圧力鍋「クックフォーミー」のミニサイズモデルと衣類スチーマー「スチーム シュシュ」のコードレスタイプの発売を発表した。両モデルとも使い勝手が大きく改善され、家事の手間を大きく軽減する製品に仕上がっている。
4合炊飯と4人分の調理ができるクックフォーミー 3L
オンライン発表会でグループセブジャパンの代表取締役社長アンドリュー・ブバラ氏は「2020年はコロナ禍により、消費者が直面しているのは新しい生活スタイル。進化したティファールの製品で、おうち時間をサポートします」と述べた。
時短と食材を投入するだけの手間なし調理が時代のニーズに合致し、電気調理鍋の市場は急拡大。既発の「クックフォーミー」も購入者の94%が満足しているという。しかし、その一方で商品のサイズそのものが大ぶりで、サイズのコンパクト化を求める声も挙がっていた。
10月発売の新製品「クックフォーミー 3L」は現行モデルの「クックフォーミー エクスプレス」の基本機能や操作方法はそのままに、幅や高さを約5cm、奥行きを約4cmコンパクトにしたミニサイズモデル。内容量は現行モデルの半分の3.0L。炊飯は最大4合で、4人分までの調理ができる。ティファールはグローバルブランドだが、日本での発売が世界初とのことだ。
本体に内蔵された季節ごとの1週間のレシピ56種類や4種類の無水調理レシピは現行モデルと同じで、内蔵レシピの総数210種類も変わっていないが、加圧時間15分以内の時短レシピは現行モデルより6種類増えて193種類となっている。
レシピの検索や食材購入で効率化が図れる専用アプリ
新製品の発売に伴い、クックフォーミー専用アプリもリリースとなる。コロナ禍により自宅で料理をする頻度は増加し、アンケートでは『献立を決めるのが大変』という悩みが半数近くを占めたという。この悩みに応えるのが、専用アプリのリリースというわけだ。
専用アプリでは次のようなことが利用できる。また、このアプリは既存モデルにも対応しており、クックフォーミーの使用ユーザーすべてが利用可能だ。
コンパクトサイズになったことで、関心はあるもののキッチンが狭かったり、調理する量がさほど多くないために購入を躊躇していた層にもアピールできるようになった。調理の時短や省手間というニーズは今後さらに高まることはあっても減ることは想像しづらい。時短で手間入らずなのに美味しい料理ができあがり、アプリの活用で食材の無駄も省ける。店頭で大いにアピールしたい商品といえるだろう。
「スチーム シュシュ」がコードレスに進化
当日発表されたもう一つの商品が、衣類スチーマーとアイロンの両方に使える2WAYタイプの「スチーム シュシュ コードレス」。2019年11月に発売された衣類スチーマー「スチーム シュシュ」のコードレスタイプで11月発売予定だ。
ティファールの衣類スチーマーはスチーマー機能のみの1WAYタイプである「アクセススチーム」とアイロンとしての機能もある2WAYタイプの「スチーム シュシュ」「トゥイニー」を発売している。
同社によると、衣類スチーマー市場では約83%が2WAYタイプで、スチームアイロン市場でのコードレス比率は約73%。この流れから、衣類スチーマー市場では今後コードレス需要が増加すると見込み、新製品では「スチーム シュシュ」をコードレスに進化させた。
最大の特長は、やはりコードレス。台からサッと取り出して持ち運びができ、ワンピースのような丈の長い衣類でもコードが絡まることなくシワ伸ばしがスムーズに行える。『仕事もプライベートもアクティブに頑張る忙しい現代女性』がメインターゲットだ。
最大14g/分のパワフルなスチームでシワを取る
スチームを発生させる水タンクの容量は100mLで「スチーム シュシュ」より30mL増。スチームの量は最大14g/分。衣類の繊維が曲がったり、絡まったりすることがシワの原因で、パワフルなスチームが繊維の奥まで届くことにより曲がりや絡まりを直し、シワを伸ばす。
セラミックコーティングを施したレモン型のかけ面やアイロン時に3段階の温度調節ができる点は「スチーム シュシュ」と同じだ。本体に充電機能はないため、コードレスとしての使用可能時間は約70秒。短いように感じるが、大量のスチームにより、ワイシャツ1枚分なら十分とのことで、コード付きでの連続スチームの使用可能時間は最大約13分だ。
使いたいときにサッと使うため、日常的に設置していることを想定し、インテリアとしての色遣いにもこだわったという。丸みを帯びた形状とともに女性客には大きく訴求できそうな「スチーム シュシュ コードレス」。女性客の目に止まりやすい場所に展示することで、購入意欲を刺激したい。
■関連先リンク
ティファール公式サイト