eスポーツや周辺商材の動きにも期待 ゲームショウ2019レポート
総来場者数262,076人を集めるゲームの祭典
主催のCESA(コンピュータテンターテインメント協会)が発表したリリースによると、四日間の総来場者数は262,076人となった。9日(月)に上陸した台風15号の影響も危ぶまれたが、会場となった幕張メッセ周辺は停電などの影響も特になく、商談も活発に行われ、リニューアルした「TGSビジネスマッチングシステム」で成立した商談件数は1,496件と、昨年の倍以上だったという。
本記事で掲載する写真は、ビジネスデイの13日(金)のもの。日別での参加者数は34,977人。一般公開日の14日(土)と15日(日)はそれぞれ91,301人、102,333人と、ビジネスデイの3倍近い来場者数となっている。
今回、目玉の1つとなっていたのが、ドコモブースが大々的にアピールしていた5G関連だ。高速で安定した5G回線により、ゲームの世界がどう変わるのか訴える。
ゲームショウといえば、精巧かつ迫力の作り物も見どころの1つ。カプコンのハンティングアクションゲーム「モンスターハンター」シリーズのブースでは、9月6日に発売されたばかりの新作「MONSTER HUNTER WORLD ICEBORNE」をイメージした等身大のセットが周囲の雰囲気を盛り上げていた。また、「バイオハザード」シリーズのスピンオフタイトルも披露。1対4でオンライン対戦するゲームになるという。
ソニー・インタラクティブエンタテインメントのPlayStationブースでは、スクウェア・エニックスのRPG「FinalFantsyVII REMAKE」やコーエーテクモゲームスの戦国アクションRPG「仁王2」をプレイアブルで展示。来場者が長い行列を作っていた。
eスポーツの追い風を受けるゲーミングPC市場
ゲーム好きにとってゲーミングPCが一番馴染み深い海外市場に比べ、国内市場はテレビと接続して使う家庭用ゲーム機や携帯型ゲーム機のシェアが強く、この傾向はすぐに変わることはないだろう。
とはいえ、eスポーツブームに押される形で、国内でもゲーミングPCはじわりと伸びてきている。eスポーツで利用されるゲーミングPCは、ハイスペックPCの代名詞でもあり、PC本体だけでなく周辺機器もハイスペックなもので揃えるのが普通だ。ハイスペックな製品は単価も高く、ユーザーは価格で妥協することよりも、性能や快適さを重視するため、店舗としてはぜひ売りたい商品と言える。以下、目立っていたところを写真で紹介する。